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　県企業局財務管理課施設管理室は、老朽化が進んでいることや施設利便性を向上させるため、玉村町角渕地内にある玉村ゴルフ場のクラブハウスやキャディー棟、機械棟を建て替える。本年度は設計に着手し、現在も鋭意進めている段階。順調なら新年度早々にも工事発注していきたい考えだ。

　玉村ゴルフ場のクラブハウスは１９７６年に建設された施設で、Ｓ造平屋建て、延べ床面積は１００６�u規模となっている。建設後、40年近くが経過し老朽化が進行していることに加えて、施設利用者からは「ロッカーが狭い」「浴場をもっときれいにしてほしい」といった意見が出ているという。施設管理室も「利用者から料金をいただいている以上、それに見合ったサービスが必要」とし、建て替えを決めた。
　新たなクラブハウスはＳ造２階建て、延べ床面積は１５００�uを若干超える規模で想定。現在のクラブハウスが抱える手狭感の解消を図る。
　クラブハウス内には浴場や食堂、受付、事務室、１８０人分のロッカー室、洗面所、更衣室、洗濯室、厨房、食品保管庫、売店などの機能を盛り込む。あわせてキャディー棟や機械棟、カート置き場も新たに建設するが、現段階で規模は固まっていない。設計内容を詰めて最終確定させる。
　建て替え工事中もゴルフ場の営業を続けるため、利用者に支障が出ないよう、段階的に建て替えていく。
　まず、既存のキャディー棟と機械棟を解体し、その跡地に浴場や食堂、トイレ機能、機械棟などを整備する。その後も既存のクラブハウスを段階的に解体しながら、受付や事務室、カート置き場などを順次整備していく。一部外構工事が２０１５年度まで残る見通しだが、クラブハウス本体工事は14年度中の完成を目指す。
　工事の発注方法や形態は現段階では未定。今後まとまる設計成果品を見て検討していく。設計は西岡設計（太田市）が担当しており、本年度末までに仕上げる。
　県企業局では玉村ゴルフ場のほか、上武ゴルフ場（太田市徳川町）、前橋ゴルフ場（前橋市川原町）、板倉ゴルフ場（板倉町板倉）、新玉村ゴルフ場（玉村町川井）を運営している。
　玉村ゴルフ場以外の４ゴルフ場のクラブハウスについても、建設年度や施設の利便性など総合的に勘案し、今後の建て替えを計画している。