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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/29

【群馬】県前橋土木が(一)南新井前橋線で用地促進

 県前橋土木事務所は一般県道南新井前橋線の開設計画で、新年度も引き続き用地買収を促進する。日輪寺工区では国土交通省高崎河川国道事務所が国道17号上武道路の開通目標を2016年度と示したこともあり、開通に合わせた事業進捗が見込まれている。

 一般県道南新井前橋線の開設事業は、前橋市日輪寺町地内の日輪寺工区と、前橋市池端町および吉岡町陣馬地内の駒寄第2工区の各工区でそれぞれ事業が進められている。
 一般県道南新井前橋線は前橋市を東西に通る路線で、国道17号や主要地方道前橋伊香保線などと接続し利根川両岸地域をつなぐ幹線道路。開設工事が完了すると、国道17号(上武道路)から吉岡町道に移管された旧主要地方道高崎渋川線(一部)までが直結することとなり、東西地域のアクセス性が飛躍的に向上すると期待されている路線。
 日輪寺工区は、日輪寺町地内の国道17号(上武道路)と桃ノ木川に架設されている多嘉橋までをつなぐL360mで、前橋都市計画道路総社荒牧線の規格で整備する。この都計道の基本幅員はW20mだが、日輪寺工区間のみW24m〜W26mで整備するため都市計画決定の幅員変更の縦覧を行っているところ。計画線上には多くの建物などが建ち並んでおり、用地買収や補償に費用と時間を要しそう。2016年度開通目標と示された国道17号(上武道路)に呼応するためにも早めの段階で着工できるよう用地買収などをまとめていく必要がある。計画では両側歩道付きの4車線道路で、交差点部には別途W3mの右折レーンを設ける。さらに上武道路との交差点には右折レーンW3mに加え、植栽帯W1・5mを両側に設ける予定。新年度は引き続き買収を進め、埋蔵文化財の試掘調査を行う。文化財が出ると見込まれれば本調査も行い、上武道路の開通と合わせて2016年度の完成を目指して事業を進めていく。同工区の設計は技研コンサル(前橋市)が作成した。
 他方の駒寄第2工区は、関越自動車道駒寄スマートインターチェンジから旧主要地方道高崎渋川線とをつなぐL960m・W15・5mの2車線道路で、車道W3・25×2、ゼブラゾーンおよび右折帯W3m、歩道W2・5m×2という幅員構成で整備する。この工区にも建物が多く立地しており、新年度から用地買収に着手する見通し。設計はオウギ工設(前橋市)が作成した。