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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/02/06

【山梨】富士河口湖町 小立地区デイサービスセンターは建て替え

 小立地区福祉ゾーンの再整備を計画する富士河口湖町は今月10日、「小規模多機能型デイサービスセンター新築工事に伴う実施設計業務」の見積もり合わせを行う。町内の一級建築士事務所が対象となる見通しだ。
 設計段階のため施設の詳細は未定だが、ゾーン内に「RC造2階建て」のデイサービスセンターを計画し、6月補正予算案に建設工事費を要望する考え。既存のセンターと隣接する社会福祉協議会事務所は、新施設の完成後に解体する予定。
 解体が決まった2施設は、耐震性能については問題ないが、エレベータもなく階段も狭い。会議室もなく駐車場も使いづらいことから検討委員会でも建て替えの要望が出ていたという。
 このほかゾーン内にある、小立ふれあいこども館、「健康プラザ」タラソセラピー施設、小立リサイクルセンター、給水車用車庫−などについては、3月末までに方向性を決める。
 町では昨年に「福祉ゾーン構想検討委員会」を立ち上げ、今後ゾーン全体と施設の現状を調査(駐車スペース含む)し、現存施設の維持更新や増改築などを視野に入れ、町民が活用しやすくなるよう再整備を図っている。
 福祉ゾーンは小立地区の旧日赤病院跡地の一帯(小立2487−1ほか)にあり、様々な施設が存在する。総面積は9989・71uの規模で駐車可能台数も約100台を確保している。1991年に同病院が船津地区に移転した後に町が日本赤十字社より土地と建物を取得した。
 再整備計画策定業務は、山梨総合研究所(甲府市丸の内1−8−11竹原ビル)へ委託した。
 ゾーン内にある施設は次のとおり。(施設構造・延べ面積・当初建築年の順)
 ▽デイサービスセンター「ふれあい」(RC一部S造地上1階地下1階、延べ547・47u、1969年)
 ▽社会福祉協議会事務所(S造2階建て、延べ231・84u、1986年)
 ▽高齢者体力づくりセンター「健康プラザ」(S造2階地下1階建て、延べ1101・33u、2001年)
 ▽健康指導センター・健康科学大学リハビリステーションクリニック(S造2階建て、延べ1224・08u、2006年)
 ▽小立ふれあいこども館(W造平屋建て、延べ112・62u、2005年)
 ▽「健康プラザ」タラソセラピー施設(W造平屋建て、延べ120・92u、2007年)
 ▽小立リサイクルセンター(S造2階建てで1階が駐車場、延べ209u)
 ▽給水車用車庫(S造平屋建て、延べ24u)
 ▽源泉施設(タンクやポンプ、延べ127・75u、2005年)