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建通新聞社(静岡)
2014/02/12

【静岡】森山静岡県副知事 「五輪開催までを体力回復期に」

 静岡県建設業協会昭和会などが6日に開いた新春合同講演会で、あいさつした森山誠二静岡県副知事は、東京オリンピック後の社会経済状況を懸念し、今後5〜6年を「建設業の体力回復期間」だと位置付け、単に公共工事だけでなく「いろいろな地域貢献ができる業界に変わる機会だ」と話した。
 森山副知事は、今後見込まれる「建設業界の活躍の場」として、地震・津波対策、内陸フロンティアを拓(ひら)く取組、改正耐震改修促進法、社会資本の老朽化対策、東京オリンピックなどを挙げた。
 一方で「一緒に考えなければならないのは、オリンピック後だ」と指摘。「仕事が減っても企業として存続ができるように」2020年の後を見据えた対応を求めた。「重要なのはオリンピックまでの今後5〜6年。その間にこれまでに失ってきた体力を回復する期間とするべきだ」と述べた。
 また、地域活性化の新しい切り口として、浜名湖花博2014に合わせてた浜名湖の舟運サービスを紹介。「体力回復期間」は、建設業界にとって「いろいろな地域貢献ができる業界に変わる機会」として捉えるよう訴えた。
(2014/2/12)

建通新聞社 静岡支社