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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/02/18

【群馬】2014年度当初予算案 桐生市

 桐生市(亀山豊文市長)は、2014年度の当初予算案を公表した。建設関係の投資額を示す普通建設事業費は38億6668万6000円で、対前年度比8・7%増となった。桐生球場施設改修費6億6552万9000円、新里町内へ工業団地整備に向けた道路整備や不動産鑑定などの委託費に約2000万円などを新規計上。さらに、市営住宅施設改修事業へ3億8377万6000円を盛り込んでいる。
 新年度予算は、人口減少対策である定住促進事業の拡充に重点を置いた。対策の第一段階として雇用創出を目指し、新規工業団地を県企業局とともに計画している。場所は新里町の武井工業団地西地区で、区域面積は約15・5ha(6区画)。予算案には同地区への幹線道路整備調査費(基本測量や用地測量など)1300万円、土壌汚染状況や不動産鑑定などの調査費751万7000円をそれぞれ計上した。
 事業費6億6552万9000円と最大配分を受けた桐生球場施設改修は、グラウンドと照明を対象とした大規模改修工事を実施する。相生町にある同球場の外野両翼を拡張し、照明改修では公式競技が開催可能な規格を設置する。
 継続事業の市営住宅関係では、三ツ堀団地(SRC造11階建て、延べ床面積7727u)で耐震改修を予定。工事費など3億2508万1000円を盛り込んだほか、川内町五丁目団地給水管改修費2558万9000円、渡良瀬団地防水改修費2300万円、渡良瀬団地耐震診断委託費266万8000円を措置した。教育施設整備をみると、境野小施設改修費に1億4405万2000円、各小学校のトイレ改修工事費に1億223万1000円、新里中央小施設改修費に3980万2000円を計上した。
 土木関連では、中通り大橋周辺整備へ2億514万4000円を充てた。内訳は錦琴平線へ1億3893万7000円、右岸側堤防道路へ2100万円など。また、道路新設改良・補修費では2億7441万6000円を確保し、路面の改善に取り組む。橋梁長寿命化改修事業費には7200万円を計上し、宿之島橋と小沼橋で工事を実施する。長尾根整備事業へは6200万円を措置し、新年度も引き続き法面工を進める。
 これらの予算計上により、一般会計総額は444億円とし、前年度から3・7%増となった。