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日本工業経済新聞社(茨城)
2014/02/20

【茨城】国体開催へ競技施設整備計画まとまる

 2019年に県内で開催される第74回国民体育大会(国体)に向け、競技施設整備計画(第一次)がまとまった。18日に準備委員会の第4回常任委員会(会長・橋本昌知事)で示されたもの。日立市が市民運動公園の中央体育館(仮)を2015年度をめどに改築するほか、北茨城市が磯原地区公園テニスコート(仮)を15年度から3カ年で抜本的に整備する。また水戸市が総合運動公園の市民球場を16、17年度の2カ年で改修するほか、土浦市の川口運動公園野球場を15、16年度の2カ年で改修する。県でも堀原運動公園武道館の弓道場(水戸市)を改修する。

 競技施設整備計画は、競技施設全体の整備を計画的かつ円滑に推進するため策定。競技施設整備の基本方針と競技施設基準に基づき、会場地の市町村などとの協議をもとにまとめた。第一次の計画として示し、進捗に応じて見直す。
 昨年12月現在、県主体の改修が、水戸市に立地する堀原運動公園武道館の弓道場2施設(近的と遠的)。検討中がレスリングとフェンシングで使用する県営体育施設(水戸市)、ハンドボールで使用する岩井高校体育館(坂東市)、ライフル射撃に使用するライフル射撃場(桜川市)。
 市町村では、男子バスケットボールと卓球に使用するため日立市が市民運動公園の中央体育館(仮)を2015年度をめどに改築するほか、北茨城市が磯原地区公園テニスコート(仮)を15年度から3カ年で整備する。
 そのうち日立市の中央体育館(仮)は、昨年11月の再入札で建築主体工事を入札し、竹中・株木・日立土木JVが応札したが契約にはいたっていない。
 また水戸市では、総合運動公園の市民球場を16〜17年度の2カ年で改修するほか、土浦市が川口運動公園野球場を15、16年度の2カ年で改修する。
 そのほかの改修では、下妻市が柳原球場を15〜17年度の3カ年で行うほか、高萩市が市民球場を軟式野球用に15〜18年度で実施。牛久市では牛久運動公園野球場を14〜18年度までの5カ年、筑西市では下館総合体育館を14〜17年度までの4カ年で行う。
 また市町村では、土浦市が相撲用に霞ヶ浦文化体育会館の仮設を検討しているほか、つくば市が特設ロードレースコース(仮)などを18、19年度に仮設予定。潮来市でもボートセンターを17〜19年度、大子町でも久慈川カヌー特設会場(仮)を16〜19年度に仮設する。
 なお、会場が決まっていない7競技(陸上競技、水泳、サッカー、バレーボール、体操、馬術、クレー射撃)については今後調整していくという。