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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/02/20

【群馬】2014年度当初予算案 渋川市

 渋川市(阿久津貞司市長)は20日、2014年度当初予算案を公表した。普通建設事業費は58億9247万円で前年度の36億6031万円から61%増加した。さらに、3月補正予算案で小中学校耐震化事業費計9億9518万4000円を追加し、合計68億8765万4000円とした。記者会見で阿久津市長は「地域経済の活性化を目指した合併以来最大規模の予算編成となった」と話した。

 3月補正予算案では、小学校施設耐震補強事業費4億5438万7000円、中学校施設耐震補強事業費5億4079万7000円を配分。小学校では、渋川北小学校で中校舎外壁、豊秋小学校で南校舎など、長尾小学校で南校舎を対象にそれぞれ工事を行う。中学校では、渋川中学校で北校舎など、古巻中学校では南校舎、渋川北中学校では北校舎の東側でそれぞれ工事を実施する。
 当初予算案に盛り込んだ主なハード事業には、(仮称)北橘運動場整備事業1億6343万3000円、小学校空調機器整備事業4646万2000円、小学校天井等落下防止対策事業1704万3000円、中学校天井等落下防止対策事業1379万2000円などが挙げられる。
 北橘運動場整備事業は、造成工事、水道管敷設工事、汚水排水工事などを実施。小学校空調整備事業では、モデル校として古巻小学校で設置工事を行うほか、渋川北小学校、豊秋小学校、長尾小学校、橘小学校でそれそれ実施設計を委託する。
 小中学校の天井等落下防止対策事業では、小学校16校、中学校9校で体育館と武道場を対象に非構造部材の改修設計を実施する。
 土木事業では、道路・橋りょう整備事業(赤城町敷島〜中郷間)2億6351万2000円を計上し、2015年度までの継続事業として橋梁整備を含めた道路改良工事L250mを、(仮称)市道沼辺町田線外3路線道路改良事業(半田地内)には1億3052万6000円を計上し橋梁整備と道路改良工事に着手する。
 このほか、小学校校庭整備事業3926万9000円で渋川南小学校の校庭整備工事、中学校施設耐震補強事業509万8000円で子持中学校武道場の耐震補強設計を行い、環境学習多目的施設建設事業5939万2000円で用地購入と造成工事を実施する。公園施設長寿命化対策整備事業3996万1000円で東町公園など都市公園施設の更新と子持ふれあい公園の水車改修工事、総合公園陸上競技場の改修に向けた改修詳細設計を委託する。一般会計予算総額は356億8600万円で前年度比7%の増額となった。