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建通新聞社
2014/03/04

【大阪】再評価25事業に146億 継続妥当で大阪市

大阪市が2013年度建設事業評価で事業継続を妥当とした25事業について、14年度の総事業費として146億円を見込んでいることが分かった。うち道路・橋梁関係では、北野今市線整備に1億8000万円、城北川河川改修に伴う新森小路橋の架け替えに3億円を概算。用地取得や測量委託、上部工の発注・施工に取り組む。
 北野今市線は、大阪市北区豊崎3丁目から国分寺2丁目に至る延長1400bが対象。既存道路の拡幅と歩道設置を進めており、残事業は、用地取得4件(497平方b)と道路舗装工事延長590b(1万5841平方b)。
 14年度に残りの用地取得、測量を実施。15年度にも舗装工事を発注し、同年度末までの完成を目指す。残事業費は14億5000万円。
 城北川河川改修については、改修に伴う既存橋梁(新森小路橋)の架け替えと浚渫工延長300bが残事業となっている。15年度末までに完了させ、当面の治水目標を達成させる。
 新森小路橋は現在、下部工(橋台2基)と周辺護岸の築堤を一括で施工中。14年度に上部工を発注し、15年度中に架け替えを完了する予定。橋梁形式は鋼単純合成鈑桁橋。
 下部工はラーメン式橋台の築造のほか、旧橋撤去工、擁壁護岸工などを行う。3月末の工期が1年以上遅れる見通しとなっており、近く工期変更の手続きに入る。浚渫工に伴う河床掘削は、直営で実施する。
 港湾関係では、夢洲土地造成事業について重点的な事業継続を妥当と判断。14年度には13億6000万円を投じ、道路、上下水道などの基盤整備工事を発注。15年度末までに産業・物流拠点に位置付けた先行開発地区の基盤整備を完了し、順次土地の売却を進める。
 将来開発地区については、市内で発生した陸上発生残土を受け入れ、地盤改良と埋め立てを併せて実施し、38年度での造成完了を目指す。
 下水道事業では、抜本的な浸水対策の事業継続に向け、14年度に事業費44億6000万円を概算。継続事業の新今里〜寺田町下水道幹線や淀の大放水路(大隅〜十八条下水道幹線)、此花下水処理場内ポンプ場の建設などに取り組む。