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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/03/18

【山梨】県森林総合協が北杜市太陽用用地を了承

 県有林の適切な利用について審議する県森林総合利用協議会の第13回会合が14日に開かれ、県有林の貸し付けについて審議し、継続3件、使用目的変更1件を了承した。そのうち変更では、北杜市高根町清里地内で市へ貸し付けている約23haについて、牧場用地(樫山牧場)を雑用地に変更し、太陽光発電施設用地として利用することを了承した。同発電所は出力1万kWを想定しており、県内最大級となる。
 貸し付けの使用目的を変更する場所は、北杜市高根町清里字小倉79−1の23・2018ha。1966年(昭和41年)から牧場用地として市に貸し付けているが、現在は酪農が行われていないため、市が太陽光発電所施設用地に変更を計画。貸付料を決めるため県では不動産鑑定調査を委託しており、3月末にもまとまるため、4月にも貸付変更を行う。県によると、県有の恩賜林の中に太陽光発電施設を設置するのは今回が初めて。牧場用地のため木を切る部分が少なく、市でもクリーンエネルギーの導入に積極的な姿勢を見せていることから、協議会では目的変更を了承した。
 そのほか、県有林の貸し付け継続では3件を承認した。3件は@山梨市牧丘町北原字北奥仙丈4140−1(19・1613ha。個人3人の牧場用地)A都留市大幡字入山5723ほか(8・0025ha。東京電力且R梨支店大月支社の特別高圧線用地)B富士吉田市上吉田剣丸尾5597−84(8・4335ha。富士急行鰍フスケート競技施設用地)。