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建通新聞社四国
2014/03/29

【徳島】四国横断道吉野川渡河橋の設計を14年度早々に

 四国横断自動車道吉野川渡河部の環境保全に関する検討会(座長・山中英生徳島大学院教授)の第3回会合が25日、徳島市内で開かれ、一般から公募していた環境保全対策(原案)に関する意見などを踏まえ、最終的に橋梁の形式をスパン長130bのPC12径間連続箱桁橋とすることに決めた。これを受けて西日本高速道路四国支社は、2014年度早々にも橋梁設計者の選定作業に着手する考えだ。契約後は先行して進められる環境モニタリング調査計画の策定を注視しながら、8月ごろにも設計の方針を示し、同年度末までの設計完了を目指す。
 橋梁の計画概要は、橋長1520b、総幅員10・2bのPC12径間連続箱桁橋(橋脚数11基)、架設桁を使った張り出し架設工法により施工する。また、下部工は基礎に鋼管矢板井筒基礎(1橋脚当たり口径1000_、延長23b、36本)を採用する予定。見込まれる浚渫量は2800立方b、施工期間を3年7カ月とみている。15年度から準備工、同年度中(11月)に下部工事に着手。17年度から上部工に着手し、19年の早い時期の供用を目指すことにしている。
 橋梁の設計に当たっては、環境はもちろん景観にも配慮する必要があることから、引き続き橋梁部会(部会長・成行義文同大学院教授)に意見を求めながら進めることにしている。順調なら8月ごろに開かれる次回検討会で橋梁設計の方針を示す考え。
 また、環境モニタリング調査については、事前調査をことし9月ごろ着手するため、環境モニタリング調査計画の策定を急ぐことにしている。こちらも環境部会(部会長・中野晋同大学院教授)の意見を踏まえながら、次回検討会での計画決定を目指していく。