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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/03/31

【山梨】新山梨環状道路東部U期5・5qが新規事業化

 県道路整備課が計画している新山梨環状道路東部区間U期(国道140号。甲府市落合町〜笛吹市石和町広瀬。L5・5q、暫定2車線)が、国土交通省から2014年度の新規事業採択の内示を受けた。総事業費は約257億円。14年度事業費(内示額)は1億円で測量および設計を進め、用地買収、着工を目指す。
 新山梨環状道路のうち県が施行の東部区間は、甲府市西下条町から笛吹市石和町広瀬までの延長7・1q。供用している環状道路南部区間と西下条ランプで接続する。東部区間は笛吹川の北側を東へ向かい、途中で北上し広瀬ランプで国道20号と接続し、国土交通省が施行の環状道路北部区間と結ぶ。東部区間の全体事業費は約354億円(暫定2車線)。
 県では、先行するT期区間として甲府市西下条町(西下条ランプ)から甲府市落合町(落合西ランプ)まで1・6qを13年度に事業化し、地質調査、地形測量、用地測量、橋梁予備設計、道路詳細設計、函渠詳細設計、景観検討業務などを進めた。1期の事業費は約97億円。引き続き、T期区間から東北側の広瀬ランプまで5・5qをU期として新規事業化することになった。
 13年に都市計画決定した内容によると、東部区間は平坦な地形のため嵩上げ構造(盛土・橋梁)で、公共施設や住宅密集地などを回避してルートを設定。特に南側の区域は笛吹川の浸水深を考慮し排水能力を阻害しない構造とする。都市計画幅員は18mで4車線(車道3・5m×4、中央分離部1・75mなど)。
 T期区間は橋梁4カ所で中央自動車道はアンダーパスとし落合西ランプで県道甲府精進湖線と接続。U期区間は、ランプを落合東、東油川、小石和、広瀬に設け、河川部も橋梁とする。
 14年度はU期区間では測量、設計に着手する。14年度事業費は1億円。T期区間については14年度は用地買収を進め着工を目指す。T期の14年度事業費(内示額)は3億6000万円。