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　２０１４年度当初予算のうち国土交通省中部地方整備局の直轄事業への配分額は、前年度比１％増の２９６３億９３００万円となった。静岡県内では、伊豆縦貫自動車道や三遠南信自動車道の整備促進を図る他、大井川牛尾地区の河川改修や由比地すべり対策事業などを進める。
　具体的に見ると、道路関係では１０５億円が計上された国道１号・国道４１４号伊豆縦貫自動車道で天城北道路や河津下田道路の整備を進める他、三遠南信自動車道の佐久間〜東栄、東栄ＩＣ〜鳳来橋ＩＣなどで調査設計や工事を予定、水窪北〜佐久間間については都市計画と環境アセスメントを進めるための調査を14年度に実施する。
　河川関係では、約７億円を計上、大井川牛尾地区で進めている牛尾狭窄部掘削（約６万立方�b）を継続実施する他、狩野川下河原地区の堤防設備、菊川黒沢川地区の改修検討も行う。
　この他、砂防関係では由比地すべり対策に16億円を計上して排水トンネルや深礎工を、港湾関係では清水港（新興津地区国際海上コンテナターミナル整備）や御前崎港、下田港などで防波堤工事を予定している。営繕では、静岡地方合同庁舎、静岡法務総合庁舎の電気設備改修事業が上がっている。
　静岡県内の主な整備箇所と当初配分額は次の通り。
【治水関係】
　▽狩野川（下河原地区）河川改修事業―９・８億円▽安倍川（油山地区）河川改修事業―７・２億円▽大井川（牛尾地区）河川改修事業―７・１億円▽菊川（黒沢川地区改修検討）河川改修事業―０・２億円▽天竜川下流（野部地区）河川改修事業―１・９億円▽狩野川総合水系環境整備事業（柿田地区自然再生）―０・５億円▽天竜川ダム再編事業―３・８億円▽由井地区地すべり対策事業―16・５億円
【道路関係】
　▽国道１号・４１４号伊豆縦貫自動車道―１０５・１億円▽国道４７４号三遠南信自動車道―72・５億円▽国道１号静岡東西道路静清バイパス―41・４億円▽国道１号笹原山中バイパス―20・２億円▽国道１号袋井バイパス―13・８億円▽国道１３９号富士改良―８億円▽国道１号静岡１号交差点改良等（清水駅前交差点改良）―０・５億円▽国道１号静岡１号交差点改良等（袋井地区交差点改良）―０・５億円▽国道１号静岡１号交差点改良等（篠原ＩＣ交差点改良）―１・５億円▽国道１号東静岡駅前電線共同溝―０・１億円
【港湾関係】
　▽清水港新興津地区国際海上コンテナターミナル整備事業―７・４億円▽清水港新興津・外港地区防波堤（改良）整備事業―３・７億円▽清水港予防保全事業―４・１億円▽田子の浦港中央地区国際物流ターミナル整備事業（耐震改良）―２・５億円▽御前崎港女岩地区防波堤整備事業―１・９億円▽御前崎港女岩地区防波堤（改良）整備事業―６・７億円▽下田港下田地区防波堤整備事業―４・８億円
【海岸関係】
　▽富士海岸海岸保全施設整備事業―17・６億円
【官庁営繕関係】
　▽静岡地方合同庁舎・静岡法務総合庁舎（電気設備改修）―０・６億円
（2014/4/2）

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