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　前橋市が本年度に実施する保育・介護・障害関係の施設整備補助事業の概要が分かった。民間保育所施設整備補助事業では６億６１３６万１０００円を盛り込み、９園に増改築や施設改修などにかかわる補助を行う。地域密着型サービス整備事業は、３０００万円を計上して認知症高齢者グループホームと小規模多機能型居宅介護施設の併設施設の設置事業者を募集する。障害福祉関係施設整備事業は１億１０４２万３０００円を措置し、４施設の新設を支援する。３事業の合計予算は８億１７８万４０００円となった。

　【民間保育所施設整備補助事業】
　本年度は６億６１３６万１０００円を計上し、市内にある民間保育園９園の増改築や施設改修の補助を行う。このうち相愛館、宝塔、愛泉の３園は老朽化した園舎の改築で、併せて定員の増員も実施する。相愛館保育園は日吉町２丁目地内にありＳ造２階建て、Ｗ造平屋建ての園舎（建物面積７８６・３６�u）を改築し、定員を１２０人から１４０人へ増員する。宝塔保育園は総社町地内に位置し、Ｗ造平屋建て、建物面積２１４・０８�uの園舎改築を行い、定員30人を45人に増やす。愛泉保育園は江木町地内にありＳ造一部Ｗ造平屋建て、建物面積５５１・０４�uの園舎を改築し、定員90人を１００人に増員する予定。
　増築は岩倉、二之宮の２園が対象。岩倉保育園は園舎増築後に定員90人を１２０人に増やし、二之宮保育園は定員１６０人を１８０人まで拡大する。
　このほか改修工事を北、総社第二、祝昌第二、駒形の４園で着手する計画。北保育園は、施設全体の上下水道管の老朽化が著しいため給排水管を一新する。総社第二保育園では給食室を拡張し、調理師らの利便性を高める。祝昌第二保育園は、２０１３年度に運動場を拡張したことを受け、本年度に屋外トイレを新設する。駒形保育園は１歳児保育室の床が劣化しているため、床の張り替えを実施するほか、園舎屋上の雨漏り防水シートがはく離したため、シートの貼り替えを行う。
　【地域密着型サービス整備事業】
　予算には３０００万円を計上し、認知症高齢者グループホーム（１ユニット９床）と小規模多機能型居宅介護施設（登録定員25人）を併設整備する事業者を募集する。４月21日に要項を公表し、５月下旬から受け付ける予定。日常生活圏域の東地区での設置事業者を募集するもの。
　【障害福祉関係施設整備事業】
　予算には１億１０４２万３０００円を計上し、13年度に選定した４団体への補助を実施する。ケアホーム新設３施設、生活介護・就労移行支援施設新設１施設に対する補助となる。すでに事業者の選定は済んでいるが、国の内示など事業実施が決定された後、市ホームページなどで対象事業者が公表となる見通し。