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建通新聞社
2014/04/18

【大阪】守口調節池本体工 WTOで早ければ10月

大阪府都市整備部は、寝屋川北部地下河川事業のうち、新たな枝線として計画中の守口調節池の本体工を早ければ10月にもWTO適用工事として公告する。発注方法は一般競争入札。また、到達立て坑となる松生立坑の築造工も同時期に条件付一般競争入札により公告する。ともに議会承認案件で、契約議案は松生を12月議会、本体工を2015年2月議会に諮る予定だ。
 守口調節池は、守口市南寺方東通1丁目〜門真市松生町に至る延長約3`区間の地下に、シールド工法により貯留量6万立方bの雨水滞水池を築造する計画。
 現在、清水・大豊JVの施工で、ルートの中間地点に発進立て坑(守口)を築造中。17年5月末までに完成させ、南・北両側にある到達立て坑(松生、鶴見)に向け、シールドマシン2基を同時に掘進し、51カ月の工期で本体完成を目指す。
 シールドマシンはともに泥土圧式を検討。発進立て坑から北側の区間が守口〜松生間の口径4900_、延長2237b。南側区間が守口〜鶴見間の口径5100_、延長886bとなる。
 本体工の詳細設計は北側区間が東京建設コンサルタント(東京都豊島区)、南側区間が中央コンサルタンツ(大阪市中央区)が担当。
 全体完成は20年の出水期を予定している。
 松生立坑は、圧入オープンケーソン工により築造する計画。既設管渠の移設を一括して行う。工期は24カ月。
 このほか、本体工の発注に備えた近接構造物影響検討業務を6月末までに委託し、上半期中に道路管理者など関係機関との調整を済ませる。
 寝屋川北部地下河川は、これまでに本線部の古川、北島、門真の3調節池が完成。今後、守口調節池の工事を本格化する。