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建通新聞社四国
2014/04/23

【香川】香大医学部新手術棟を6月WTOで

 香川大学は、三木町の医学部団地構内の付属病院再開発で新手術棟新営その他工事に着手するため、一般競争入札WTO対象案件で6月までに公告し第2四半期中に入札を実施する予定。同機械設備工事も建築と分離し同時期に発注する考えだ。14年度当初の発注見通しに盛り込まれた。このほか(医病)基幹・環境整備で特別高圧受変電設備更新等(電気工事1億円以上、WTO対象)を第2四半期公告、第3四半期入札、特高電気室新営(建築一式7000万円以上2億円未満、鉄筋コンクリート造平屋530平方b)を第2四半期公告・入札でそれぞれ予定している。
 計画によると、新手術棟は完成した新南病棟の南側に鉄筋コンクリート造4階建て延べ4140平方b規模の施設を建設する。ロボット手術対応のダヴィンチ手術室や、血管造影しながら手術が可能なハイブリッド手術室、MRI可能なナビゲーション手術室などを設ける。手術室は手狭な現在の10室から広めの8室を設置する。建築の発注規模は6億円以上、工期は約15カ月を見込む。免震構造を採用。今夏以降の着工を見込んでいる。設計は建築実施設計を綜企画設計(東京都新宿区)、設備設計をテクノ工営(東京都新宿区)で完了した。
 医学部付属病院の再開発計画ではこれまでに南病棟施設が完成。ことし7月に稼働する予定。本年度から新手術棟の建設など機能維持を図りつつ、順次東・西病棟、中央診療棟、外来診療棟の改修を進め、2018年度に全ての再開発を終える予定。
 建設地は三木町池戸1750ノ1の医学部敷地構内。