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北海道建設新聞社
2014/05/09

【北海道】239号霧立防災でトンネル2カ所計画−3橋梁の新設も 

 留萌開建が239号苫前町霧立防災の新ルートで計画しているトンネルの延長は、苫前側の霧立が1960m、士別側の霧立峠が215mとなっている。霧立峠は2014年度に実施設計に着手する予定で、早ければ15年度に着工する考え。霧立は調査を継続し、15年度以降に実施設計に取り掛かる見通し。このほか、霧立の前後で橋梁3橋の新設を計画している。
 239号苫前町霧立防災は、12年4月26日に発生した大規模な地滑り災害に伴う抜本的な恒久対策として、周辺に点在する大規模地滑り帯を回避した別ルートに切り替える内容。13年度に事業化した。
 整備延長は、霧立峠に近い600m区間と、被災箇所を含め一部現道を利用する4300m区間合わせて4900m。現道と同じく車道6m、路肩を含めた全幅8・5mで計画。総事業費130億円を試算している。
 主要構造物として、600m区間で霧立峠、4300m区間で霧立の両トンネルのほか、霧立トンネルの峠側に1号橋(45m)、2号橋(40m)、苫前側に3号橋(95m)の新設を計画している。
 14年度は事業費1億8000万円を充て、測量調査や霧立峠トンネルの実施設計に取り掛かる。