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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/05/16

【群馬】群馬県建設業協会が16日定時総会開く

 群馬県建設業協会(青柳剛会長)の2014年度定時総会が16日、前橋市内の群馬建設会館で開催され、多数の来賓が臨席する中、各種の報告ならびに昨年度の決算などが決議された。議事の前には、協会のマスコットキャラクター『ぐんケンくん』が初披露。また、本年度の行動指針では、新たに『女性』『若者』『IT』『環境』といったキーワードをそれぞれ葉に例えた『4つ葉のクローバー2014』を掲げ、人材確保と育成を図りつつ、地域建設業の魅力再発見の年とする。

 このほど製作された『ぐんケンくん』だが、同協会によると、独自のキャラクター製作は全国の各建設業協会で初だそうで、総会前には体操『のびろ!ぐんケンくん』が披露。青柳会長と来賓の大澤正明知事とともに記念撮影も行われた。
 今後は今月30日に予定されている道路クリーン作戦の拠点地区(富岡支部)のほか、幼稚園や保育園での行事への参加なども予定している。また、ペーパークラフト、ピンバッジといったグッズ製作も視野に入れている。
 また、本年度の行動指針では、昨年から掲げている@業界の今後を見通せる『見通しの矢』A業界の労に報いるための『報いの矢』B技術者にやりがいを持たせる『やりがいの矢』−の『3本の矢』に加え、新たに『女性』『若者』『IT』『環境』といったキーワードをそれぞれ葉に例えた『4つ葉のクローバー2014』を掲示。◇女性の視点による安全で健康な職場環境づくり◇地域に根ざした建設業の活動の発信◇『ぐんケンくん』による業界の魅力発信や県内建設系高校との連携などによる若者の入職促進◇道路クリーン作戦をはじめとする環境美化の徹底◇−に取り組むことで、業界への人材確保と育成を図りつつ、地域建設業の魅力を発信していく。総会後の記者会見で、青柳会長は「これらの取り組みを行うことで、建設業の中に風を起こしたい」と意気込んだ。
 『4つ葉のクローバー2014』には、このほか新災害情報共有システム再構築の検討、土木工事の魅力・やりがいを発信するために作成された冊子『土木技術者ってどんな仕事?』に続き『建設技術者・技能者ってどんな仕事?』(案)を作成する予定。冊子では、土木以外のさまざまな工種を盛り込んだものとする計画で、9月末までには作成したい考え。
 総会の冒頭、青柳会長は品確法・入契法・建設業法の一体的な改正が参議院を通過したことを受け「過去にないような前向きな政策が出てきた。『ものづくりの大切さ』と『集中豪雨・豪雪対策など災害時に果たす役割』をしっかりと問いかける大事な年」と強調。『3本の矢』を軸に『4つ葉のクローバー2014』を含めた各種事業計画の推進により、地域建設業の魅力再発見の年としたい考えだ。