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建通新聞社
2014/05/23

【大阪】止々呂美吉川線箕面森町区間事業再開へ 府

大阪府都市整備部は、府道豊能池田線・都市計画道路止々呂美吉川線の道路改良計画で、いったん凍結していた箕面森町区間延長750b(第3区域外分)について、事業再開を目指す。現在、2014年度の建設事業評価審議会で対応方針原案を審議中。ゴーサインが出れば、地元調整、用地買収に着手する。残事業費は継続区間を含め約76億円となっている。
 同線は、箕面森町(水と緑の健康都市)や新名神高速道路箕面インターチェンジ、箕面有料道路へのアクセス道路として計画。国道423号との重複区間を4車線に拡幅するとともに、箕面森町第3区域への接続部分に2車線道路を新設する。
 再開を目指す区間は、箕面森町第3区域への接続部延長約650bと、箕面森町第3区域北側に位置する(仮称)いずま谷橋部延長約100bの合計約750bが対象。
 うち接続部については、用地買収が必要となるため、事業評価が終わり次第、地元調整に着手。用地買収を進め、15年度以降の詳細設計、工事発注を目指す。
 いずま谷橋部は、橋の構造型式を見直し、工事コストの縮減を図った上で、工事に着手するため、早ければ6月に橋梁予備設計を委託。ワンスパン構造の現計画を見直し、橋脚を設置する方向で予備設計を固める。納期は8カ月。
 国道423号との重複区間は、大林・宮本JVが施工中。現在、約6割の工程を完了し、15年9月末の完成を予定する。
 箕面森町第3区域内の止々呂美吉川線については、権利関係の発生しない土地区画整理部分から先行して整備を進める考え。15年度にも一部工事を発注したいとしている。
 同線は、箕面森町第3区域の企業誘致にめどが立たず、一部を凍結していたが、新名神の開通が迫るなど企業の進出意向が好転し、保留地処分に見通しが立ったことから、接続部を再開。併せて、15年度末までに造成を完了させ、区域内の整備も進める。
 所管事務所は、箕面森町第3区域内区間(土地区画整理区域内)延長約1・5`が箕面整備事務所、区域外延長1・3`が池田土木事務所。