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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/06/03

【山梨】県新環状・西関東道路建設主要事業 東部U期を事業

 県新環状・西関東道路建設事務所(福嶋一美所長)は2014年度の事業概要をまとめた。昨年度事業化した新山梨環状道路(東部区間T期)、本年度事業化した同U期、継続事業の西関東連絡道路(甲府山梨道路U期)を主要事業に掲げた。
 東部区間U期については、本年度予算1億円を投じ、現地測量・地質調査などに着手する。

【新山梨環状道路東部区間(甲府市西下条町〜笛吹市石和町)】
 昨年3月の都市計画決定を受け、東部区間約7qのうち、すでに供用している南部区間を延伸する形で、甲府市西下条町から同落合町間1・6qを昨年度事業化。
 本年度は用地買収を進めて、工事用道路および蛭沢川を渡る橋梁の下部工に着手する予定。
 T期事業に続き、本年度は残る5・5q(甲府市落合町〜笛吹市石和町間)についてU期として事業化が決まった。同区間では、構造物として橋梁11基などの整備を予定し、総事業費は約250億円。
 今後、ルート上にある10の自治会単位で説明会を行い、現地立ち入りに同意が得られた地区から順次、測量・調査を実施して道路設計のための準備を行う。本年度予算は1億円を確保した。

【西関東連絡道路(甲府山梨道路U期山梨市万力〜東)】
 2008年に事業化し、これまで鋭意進捗を図ってきた。昨年度までに用地買収は95%完了。万力八幡トンネルは現在舗装工事、電気等設備工事を進めており、本年度中には、県道甲府山梨線八幡バイパスとの接続部まで完成・供用予定。16年度の全線開通を目指している。本年度は25億円を投入する。
 本年度発注を予定しているのは、供用開始に向けたアスファルト舗装工事、防護柵設置工事、道路情報表示板設置工事、標識・区画線設置工事等。このほか、全線開通のための荒神山トンネルの発注も予定している。