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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/06/04

【群馬】県前橋土木が事業概要を公表

 県前橋土木事務所(依田哲太所長)は、本年度の事業概要を発表した。それによると、本年度の同事務所当初予算額は43億7000万円で、対前年度の当初予算額43億6000万円とほぼ同額の予算内容となっている。本年度は、補助および単独を含め151カ所での事業を計画している。このうち、一般県道南新井前橋線では日輪寺工区と第2期工区でそれぞれ用地買収などに取り組み、日輪寺工区では国道17号上武道路の開通と同時期の完成を目指し、本年度から一部着工も計画している。

 本年度の主管課別事業予算をみると、道路管理課主管事業は補助・単独事業の計98カ所へ約14億5150万円を計上し、道路整備課主管の事業は計22カ所へ約10億1860万円を充てる。河川課の主管事業は計12カ所で、約3億8600万円の予算を投入し、砂防課主管事業は計10カ所へ7900万円、都市計画課主管事業は計8カ所に14億270万円を投入する計画。
 数ある事業の中でも注目は、国道17号上武道路へのアクセス道路となる一般県道南新井前橋線の日輪寺工区。用地買収や埋蔵文化財調査を進めるほか、一部工事に着手する予定。上武道路開通に併せ、2016年度中の整備完了を目指す。他方、前橋市内の西側で駒寄スマートICへのアクセス道となる第2期工区でも用地買収と埋蔵文化財調査をメーンに進捗を図る。事業期間は、17年度までを予定している。
 このほか、前橋市三俣町地内にある主要地方道前橋大間々桐生線の無電柱化では、本年度も電線共同溝の整備や移設補償に取り組む。13年度末の事業進捗率は15%となっている。一般県道苗ヶ島飯土井線の道路改築は、本年度中の完成を目指しL300mの道路工を進める。
 街路事業をみると、前橋市表町地内の主要地方道前橋玉村線と前橋市青柳町地内の主要地方道前橋西久保線で引き続き、現道拡幅および無電柱化を進める。本年度は物件補償、補償調査、電線共同溝、道路改良工事を実施する。なお、主要地方道前橋西久保線は本年度で事業完了となる見通し。
 河川事業は、寺沢川改修事業で泉下橋の上部工架設に取り組むほか、築堤護岸工L180m、用地買収、用地補償を促進する。13年度末の事業進捗率は55%となっている。
 砂防事業は、前橋市富士見町石井地内を流れる細ヶ沢川の渓流保全工でL10mの工事や用地調査を実施する。13年度末までの進捗率は94%と事業完了目前であるが、完了は15年度となる予定。また、前橋市粕川町中之沢地内の粕川では、緊急点検に伴う堰堤2カ所の補修を実施する。