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建通新聞社
2014/06/05

【大阪】LED認定登録新たに7社19製品 大阪府

大阪府都市整備部は、道路照明灯などのLED化に伴う府独自の技術評価制度で、新たに7社19製品を2013年度分として登録した。一定水準以上の性能を有するLED製品を認定・登録するもので、今回は、LED歩道照明灯も併せて認定し、因幡電機製作所、パナソニック、MARUWASHOMEIの3社5製品が初登録された。
 府では、道路照明灯のLED化に併せて、09年度に「大阪府LED道路照明技術評価制度」を創設。全国に先駆けた取り組みで、道路照明灯としての基準や一定水準以上の省エネ性能を有するなどの要件を満たした製品を認定・登録している。
 道路照明灯については、府道2万3000基のLED化がすでに完了。今後は、新設道路や府民からの要望に基づく設置工事に併せて、LED灯の取り付けを進める。設置工事の仕様書に、11〜13年度の登録製品を使用可能なLED灯として明記し、元請け業者が選んで設置する。
 歩道照明灯については、今後、府内の市町村が定めるバリアフリー重点整備地区でLED化が進められることから、新たに製品の認定・登録を開始。府は、設置促進に向け、本年度中に地区内の歩道の明るさの調査を実施し、LED歩道照明灯の設置場所や必要な本数などの検討を直営で進めるとしている。
 府内のバリアフリー重点整備地区は全80地区。対象となる府道は延長171・6`、歩道照明灯は1万2000基に及ぶ。うち3000基を優先的にLED化が必要なものとして位置付けており、14〜20年度の7年間でのLED化を計画する。
 リース方式か買い取り方式かは未定としており、今回の認定製品を比較検討した上で、12月までに決定する。
 担当者は、「できれば年内に優先順位や必要な本数を固め、第4四半期には一部でもLED化に着手できれば」と話す。
 道路照明灯の登録7社は、因幡電機製作所(羽曳野市)、岩崎電気(東京都)、コイト電工(静岡県)、星和電機(京都府)、東芝ライテック(神奈川県)、パナソニック(門真市)、MARUWASHOMEI(東京都)。