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　国立病院機構久里浜医療センターは５日、２０１３年度に二度にわたって不調となった「国立病院機構久里浜医療センター病棟等建替整備工事（建築）」（横須賀市野比５ノ３ノ１）をあらためて公告（ＷＴО一般競争入札）した。前回（13年７月）・前々回（13年11月）に続く３度目の公告で、入札参加資格や建物の規模、資機材の数量は変更せず、落札後１２０日以内であれば、受注者が着工日を自由に選択できる方法に変えた。これについて同センターの担当者は、「猶予期間の中で、現場監督者や作業員を確保してもらえるよう配慮した。なるべく多くの資格者に参加してほしい」と話している。
　同案件は13年度に二度にわたって不調となった。参加表明者の入札辞退や、応札者の入札価格が予定価格を超過したことなどが原因だった。
　そのため、本工事の着手日について、既に発注している電気設備工事、機械設備工事の受注者と協議した上で、「落札者が選択（選択可能期間は落札後１２０日以内）できる」こととした。
　また、規模や数量を見直さなかったことについて担当者は、「入札不調を理由に規模や品質を落とすことはできない」と説明。その上で、「完成は最大約４カ月遅れることになるが、着工日を選択可能にすることで競争参加者が増え、落札につながることを期待したい」としている。
　申請書・資料の受け付けは、きょう６日から６月19日まで。入札日は７月29日。８月中に契約したい考え。工期は約17カ月以内（最終完成工期は15年度内を予定）。
　主な参加資格は、厚生労働省関東甲信越ブロック「建築一式工事」の資格認定者で、客観点数が１０５０点以上。１９９８年度以降に元請けとして完成・引き渡した同種の施工実績（鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造２階以上、延べ１８００平方�b以上の病院の新築または増築）などを求めている。
　工事内容は病棟の新築と既設病棟の解体。病棟の新築規模は、鉄筋コンクリート造５階建て延べ約９４００平方�b、建築面積約２０７０平方�b。既存建物解体延べ約１５００平方�b。主要資機材のうち、コンクリート量は約７５００立方�b、鉄筋約９００�d、鉄骨約１６０�d、板ガラス約１３００平方�b。