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日本工業経済新聞社(茨城)
2014/06/07

【茨城】県農林振興公社が14年度事業計画

 県農林振興公社(中村直紀理事長)はこのほど、2014年度事業計画を明らかにした。本年度は、東日本大震災の被害や福島原発事故に伴う被害が未だに多く影響があることなども踏まえ、元気で力強い茨城農林業を築いていくため、環境と調和した生産基盤の整備などを進める。最終年度となる茨城中西部地区の畜産担い手育成総合整備事業には1億351万9000円を計上し、家畜保護施設1棟、飼料調製貯蔵施設2基などの整備を進める。

 茨城中西部地区の畜産担い手育成総合整備事業は、09年度からの計画で、小美玉市ほか5市1町の草地、飼料畑の造成整備、畜舎等整備、農機具などの導入を行う。
 本年度は家畜保護施設1棟に2700万円、飼料調製貯蔵施設2基に5950万円、測量試験費に350万円をそれぞれ予算配分。また工事雑費に141万円、一般管理費に528万8000円、附帯事務費に35万2000円、畜産事業円滑化推進事業に246万9000円を充てた。
 本年度は小美玉市の野村牧場に飼料調製貯蔵施設、筑西市の圷牧場に家畜保護施設を建設予定。これから設計を委託し、9月ごろに工事発注を見込む。本年度で事業完了予定。
 そのほか県有林事業では、県有林の保育管理を県から受託し、森林の適正な管理を図る。指導林事業に1482万7000円、分収林事業に3959万2000円の、計5441万9000円を予算化。
 また特定鉱害復旧事業として、国や県からの補助で造成された基金をもとに、石炭鉱業における地表50m以内の採掘、坑道跡の崩落に起因する業務を実施する。対象地区は北茨城、高萩、日立(旧十王)の3市。坑道跡崩落復旧工事や情報収集等活動に51万5000円を充てる。
 一方、収益事業では、農業コンサルタント事業として、6次産業に取り組む農林漁業者などに対し専門家を派遣し、付加価値の高い新たな商品開発や販路開拓などを支援。事業費に1723万円を見込む。
 また農業・農村振興の計画策定などコンサルタント活動を市町村から受託し地域農業の振興に努める(基盤整備関連経営体育成計画書策定業務受託事業)。本年度の実施件数は3件で事業費685万円。
 調査設計事業では、農業農村整備事業の生産基盤や農業用施設の整備に関する積算・監理業務に2142万円。
 また農用地等造成事業として、飼料用稲収穫調製業務(30ha)に800万円、件や関連団体の保有する用地の管理業務に1150万円を想定。
 林業緑化コンサルタント事業では、県や市町村が推進する治山事業や林道事業の調査・測量・設計などを受託する。各農林事務所が対象となる治山事業に1078万円、県北農林事務所などの林道事業に290万円。
 各市町村からの森林公園等整備事業の調査測量設計や関連業務の受託には、500万円を見込んでいる。
 2014年度の主な事業計画は次のとおり。
 ◆農地中間管理事業および関連事業
 ◇農地中間管理事業(2700件、1500ha)
 ◇売買事業(170件、65ha、3億9000万円)
 ◇賃借事業
 ・借入(82件、63・1ha、473万2000円)
 ・貸付(11件、64・8ha、481万1000円)
 ◇農地管理事業(水戸市十万原地区の農地売渡事業、1・1ha、351万9000円)
 ◇いばらきの畑地再生事業(点在する耕作放棄地と周辺農地を一括で借り上げ整備し、農業生産法人などに貸し付ける、1238万3000円)
 ◆農用施設設置事業(畜産担い手育成総合整備事業、茨城中西部地区)=1億351万9000円
 ◇2009年度からの計画で、小美玉市外5市1町において、県が策定した事業実施計画に基づき、草地、飼料畑の造成整備、畜舎等整備、農機具などの導入を実施中。
 ◇本年度は施設用地造成、家畜保護施設、飼料調製貯蔵施設の整備を実施する。
 ・施設用地造成0・5ha(400万円)
 ・家畜保護施設1棟(2700万円)
 ・飼料調製貯蔵施設2基(5950万円)
 ・測量試験費(350万円)
 ・工事雑費(141万円)
 ・一般管理費(528万8000円)
 ・附帯事務費(35万2000円)
 ・畜産事業円滑化推進事業(246万9000円)
 ◆県有林事業=5441万9000円
 ◇指導林事業
 ・管理(管理運営、実施計画資料収集一式、652万2000円)
 ・保育(植栽2・62ha、下刈4・57ha、枝打1・35ha、保育間伐12・48ha、766万6000円)
 ・施設整備(作業道補修1900m、41万1000円)
 ・調査(保育間伐調査5・99ha、22万8000円)
 ◇分収林事業
 ・管理(管理運営、実施計画資料収集一式、1141万8000円)
 ・保育(下刈40・41ha、除伐26・72ha、枝打5ha、保育間伐60・94ha、2356万1000円)
 ・施設整備(作業道補修4500m、97万8000円)
 ・調査(主伐調査41・80ha、間伐調査11・50ha、保育間伐調査52・59ha、363万5000円)
 ◆特定鉱害復旧事業(北茨城市、高萩市、日立市十王地区)=51万5000円
 ◇特定鉱害復旧事業基金をもとに、石炭鉱業における地表から50m以内の採掘または坑道跡の崩落に起因する鉱害復旧事業に関する業務を実施する。
 ◆県自然観察施設管理運営事業=1億6276万6000円
 ◇自然観察施設の指定管理者として、県民が自然に親しみながら、安らぎと憩いの場としてくつろげる施設の管理運営に努める。
 ◆農業コンサルタント事業=2408万円
 ◇6次産業化ネットワーク活動事業(県内全域、1723万円)=6次産業化サポートセンターとして相談窓口を設置する。
 ◇基盤整備関連経営体育成計画書策定業務受託事業(3件、685万円)=土地改良事業実施地区における経営体の育成と農地集積を図るため、流動化目標設定のための基礎調査と農地流動化計画書策定業務を市町村から受託。
 ◆調査設計事業(積算・監理業務)=2142万円
 ◇農業農村整備事業の土地利用型農業の向上に資するため、生産基盤や農業用施設の整備などに関する調査設計と積算業務を積極的に受託する。
 ◆農用地等造成事業=1950万円
 ◇農業・畜産業の生産性の向上を図るため、飼料稲に関する刈り取り作業を受託する。さらに県や関連団体の保有する用地の管理業務を受託する。
 ・飼料用稲収穫調製業務30ha(800万円)
 ・用地管理業務一式(1150万円)
 ◆林業緑化コンサルタント事業=1868万円
 ◇県および市町村が、県土の保全や林業生産基盤の整備を図るために推進している治山事業および林道事業などにかかる調査・測量・設計等の業務を受託し実施する。
 ◇また、快適な生活環境、自然環境の保全・形成を図るための森林公園等整備事業調査測量設計等業務および関連事業を受託し実施する。
 ・治山事業(各農林事務所、1078万円)
 ・林道事業(県北農林事務所など、290万円)
 ・森林公園等整備事業(各市町村など、500万円)