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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/06/13

【群馬】県沼田土木が事業概要を公表

 県沼田土木事務所(長沢利幸所長)は、本年度の主要事業概要を明らかにした。2013年度の補正分と14年度当初の事業費を合計し、そこから除雪事業を除いた本年度の実質的な事業費は約50億円で、内訳は補助事業が約37億円、単独事業が約13億円となっている。主要事業の中で目立つのは、片品村須賀川地内を通る国道120号(須賀川工区)の線形改良事業で、用地買収を進めて本年度から一部の工事着手を計画している。

 国道120号(須賀川工区)の線形改良は、幅員が狭くクランク状のカーブが連続した狭あいなL500m区間で、途中に架かる橋梁の架け替えを含めた線形改良と拡幅を行う。
 総事業費は4億9800万円を見込んでおり、事業費ベースでの進捗率は、昨年度末時点で20%となっている。
 昨年度までは用地買収を進めており、本年度は残る部分の用地買収を行うとともに、一部工事に着手する。
 このほか、道路事業では、国道120号椎坂バイパスや主要地方道昭和インター線(森下工区)、国道291号(小川工区)などでの工事が主となる。
 国道120号椎坂バイパスは、融雪設備の工事を9月に条件付き一般競争入札で発注するほか、大原工区L280mで舗装工事を下期に行い事業完了を図る。
 昭和村森下地内を通る主要地方道昭和インター線(森下工区)は、国道17号から一般県道下久屋渋川線までを結ぶバイパス(L540m)の整備を計画。本年度から事業に着手し、地元への説明と測量業務などを進める。
 みなかみ町小川地内の国道291号(小川工区)では、JR上毛高原駅から水上インターチェンジまでのL350m区間で、現道拡幅と線形修正を計画しており、本年度は測量業務を中心に地元説明と用地買収を行う。
 河川関係では塩沢、真沢、桜川でそれぞれ事業を進める。
 塩沢は、みなかみ町石倉地先を流れる沢で、4基の砂防堰堤の設置を計画。本年度は用地買収を中心とし、順調に進めば管理用と工事用を兼ねた道路工事に着手する。
 真沢はみなかみ町月夜野地先を流れており、砂防堰堤2基の設置を計画。現在、堰堤の繰り越し工事が進んでおり、その完成後となる9月ころに残る取付部分の渓流保全工を行う。
 桜川では、川場村谷地地先で親水公園の整備を進めており、本年度は8月に指名競争入札で歩道整備を発注する。