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建通新聞社四国
2014/06/17

【高知】県農業振興部の事業費は約30億円

 高知県農業振興部は、農業基盤課と各農業振興センターが進める2014年度の公共事業箇所をまとめた。総事業費は29億6724万円(3月補正含む)で、内訳は、県営土地改良事業費が6億8003万円、耕地防災事業費が22億7518万円、土地改良指導費が1203万円。今後工事、調査などを順次発注、外注する。
 発注機関別の総事業費は、安芸農業振興センターが11億5507万円、中央東農業振興センターが4億1649万円、中央西農業振興センターが4億1626万円、須崎農業振興センターが7億2852万円、幡多農業振興センターが2億4090万円、農業基盤課が998万円。
 安芸農業振興センターでは、安芸市伊尾木と川北で津波避難タワー6基を建設するため、6億6732万円を計上。県営ため池等整備事業では、新規箇所として西山2期地区の3池で測量設計や土質調査に着手するほか、西山地区で堤体工、小谷池などで耐震性能照査を進める。県営中山間総合整備事業の安芸地区では、ほ場整備や揚水施設の改修などを実施する。
 中央東農業振興センターでは、かんがい排水事業として物部川合同堰の頭首工改修など、香我美第1地区のポンプ場建屋改修などを進めるほか、新規箇所となる香南市赤岡町の江見地区でポンプ場の電気設備更新に着手する。また地すべり防止事業では、土佐町の下地2期地区で集水井工など、農村災害対策整備事業では土佐町の松ヶ丘地区で排水路工などを実施する。
 中央西農業振興センターでは、地すべり防止事業として越知町の稲村3期地区、仁淀川町の別枝2期地区と泉3期地区でアンカー工や排水ボーリングなどを進める。農村災害対策整備事業では、仁淀川町の吾川地区で誘導灯設置や暗渠工などを実施する。
 須崎農業振興センターでは、農村災害対策事業として四万十町興津で津波避難タワーの建設、梼原北地区で緊急避難路整備や排水路工などを行う。県営中山間総合整備事業の四万十窪川地区では、四万十町市生原ほかで法面保護、ほ場整備などを進める。新規箇所としては、県営ため池等整備事業の窪川地区で3池の実施設計などに着手する。
 幡多農業振興センターでは、新規箇所として四万十市江ノ村地区でポンプ場の電気整備更新に着手する。県営ため池等整備事業では、宿毛東地区で堤体工、大月地区で地質調査や耐震性能調査を進める。