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建通新聞社(神奈川)
2014/06/23

【神奈川】川崎市の施工パッケージ型積算 7月1日以降に146施工パッケージを追加

 2013年10月から施工パッケージ型積算方式を適用している川崎市は、7月1日以降に積算の手続きを始める案件から、さらに146施工パッケージを追加適用する。これは、国土交通省が昨年10月に追加適用した内容と同じ。川崎市では、今までの63施工パッケージと合わせて合計209施工パッケージに拡大し、適用することになる。施工パッケージ化した工種については歩掛りが廃止される。
 施工パッケージ型積算方式とは、直接工事費について、施工単位ごとに機械経費、労務経費、材料経費を含んだ「パッケージ単価」を設定し、積算するもの。受注者で合意した単価(合意単価)や、応札者単価を国土交通省が収集し、これらの単価分析した結果に、複数年の単価傾向や実際の施工状況の変動(実態調査)を踏まえたパッケージ単価を設定する。実際の積算では、国土交通省が公表する標準単価を工事を行う地域と時期に合った単価に補正して使用する。
 施工パッケージ型積算方式を適用することで、積算業務が効率化されるといい、標準単価や補正式などが公表される。
 神奈川県内では、川崎市に続いて、神奈川県、横浜市、相模原市が7月1日以降に施工パッケージ型積算を導入する。