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建通新聞社(静岡)
2014/07/02

【静岡】「家・庭一体の住まいづくり」初弾は小山町で

 静岡県が提唱する「家・庭一体の住まいづくり」を小山町が県内で初めて実施する。同町藤曲地内の約の5500平方bの用地を利用し、2015年2月末までに造成を完了させ、15年度から分譲の公募を行う計画でいる。造成工事を設計・施工一体の形で発注するため、既に指名プロポーザルで5社を指名済み。7月下旬に施工者を特定する予定だ。
 「家・庭一体の住まいづくり」は、多様なライフスタイルや家族構成の変化などに応じて、自然とのふれあい、家族との団らん、地域とのつながりを大切にした生活が選択できるような新しい住まい方を提案するもの。同町では、定住政策の一環として事業費6000万円を掛けて取り組むことにした。
 対象地は、藤曲地内の約5500平方b(建ぺい率60%、容積率150%)。ここに1区画70坪(約230平方b)の住宅用地を16〜18区画整備する。
造成工事については、設計・施工一体で発注するため、既に同町、裾野市、御殿場市で住宅造成の実績を持つ5社を指名し、7月10、11日までのスケジュールで技術提案を求めている。同18日にプレゼンテーション(非公開)を行い、田代章副町長や静岡県、学識者で構成する審査委員会が審査、同23日に施工者を特定し、7月末をめどに契約する予定だ。
 造成設計に当たっては、住宅地内の道路を車の走行速度を低下させるため、通行部分を蛇行させたり、駐車場や区画の境界をできるだけフラットな形にするなど、「家・庭一体の住まいづくり」の考え方を実現するような工夫を求めている。
 同町では、15年度から公募を始め、宅地分譲を進めていく方針でいる。

(2014/7/2)


建通新聞社 静岡支社