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建通新聞社
2014/07/03

【大阪】7社23工法認定 基礎設置工法で大阪府

大阪府は、屋根貸し事業で太陽光パネルを設置する際の標準的な基礎設置工法として、新たに7社23工法を認定した。同認定制度は府独自の取り組み。前回の5社7工法と併せて、延べ12社30工法が認定されたことになる。
 今回は、鉄筋コンクリート造の傾斜屋根と金属屋根を対象とした工法を募集、選定した。大阪府ESCO提案審査会の太陽光パネル技術検討部会で学識経験者らの意見を参考に審査。「防水保証」の面では、防水同時施工で10年保証が可能となったことを評価。「構造・耐風耐荷重」「耐候性」では、安全性や性能向上の創意工夫が見られ問題なし、と判断した。
 これにより前回認定の陸屋根に加え、傾斜屋根への取り付けが可能となるため、屋根貸し事業の候補施設を増やすことができる。
 また、同認定制度を活用して屋根貸し事業を実施する自治体が出始めており、認定制度の普及とともに、屋根貸し事業のさらなる拡大が期待される。府の担当者は「環境関係の部署とも連携し、今回の認定についても各市町村に周知していく」としている。
 7社23工法の適合屋根は次の通り。
 ▽アーキヤマデ=陸屋根、傾斜屋根各1工法▽元旦ビューティ工業=金属横葺き屋根、瓦棒葺き屋根各2工法、ハゼ締式折板屋根、重ね式折板屋根、立平葺き屋根各1工法▽サカタ製作所=三晃式瓦棒葺き屋根、立平葺・立方葺屋根、嵌合式屋根各1工法、重ね式屋根2工法、ハゼ式屋根4工法▽サンコーテクノ=陸屋根・傾斜屋根1工法▽サンレック=陸屋根1工法▽田島ルーフィング=陸屋根、傾斜屋根各1工法▽ベルテック=陸屋根1工法