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建通新聞社四国
2014/07/08

【徳島】西部健康防災公園、基本構想着手へ

 徳島県は、西部圏域の吉野川河川敷に、平時には健康増進、南海トラフ巨大地震発生時には沿岸部の後方支援などに対応する「西部健康防災公園」の整備を計画しており、近く基本構想の策定に着手する。また、関係自治体などの行政機関や外部の有識者なども交えた検討委員会も早期に立ち上げることにしており、調整を急いでいる。
 対象エリアはまだ調整中だが、県の四国三郎の郷、美馬市の吉野川河畔ふれあい広場、三好市の新設運動公園(吉野川三野運動公園・仮称)と、国土交通省が自治体の水防活動などの拠点となる河川防災ステーションの建設地として用意する美馬市内の用地を含めた敷地約50f。核となる水防センターや備蓄基地、ヘリポートなどの防災施設を新設し、周辺の3施設と連携し一体的な活用を図ることにしている。
 具体的な整備内容はこれから立ち上げる検討会で決めていくことになるが、基本構想の策定では、南海トラフ巨大地震発生時の沿岸部の後方支援を担うといった広域防災拠点機能の在り方や、それに必要な防災施設の整備方針、平時における健康増進のためのエリア内施設の一体的な活用方法などを検討することにしている。
 基本構想は年度末までに策定する予定。設計、整備は2015年度以降になる。