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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/11

【群馬】県利根沼田農業が本年度小規模事業を公表

 県利根沼田農業事務所農村整備課(山田修課長)は、本年度の小規模農村整備事業の概要を明らかにした。本年度は、28地区へ総額1億7336万2000円を配分。事業主体別にみると、沼田市が4地区で3877万8000円、みなかみ町が7地区で4602万円、片品村が4地区で3400万円、川場村が4地区で2930万8000円、昭和村が1地区で1000万円を計上したほか、土地改良区や鳥獣害対策委員会にも予算を充てている。このうち、沼田市の下古語父地区への充当が多く、用排水路を整備する。

 沼田市では農業生産基盤保全整備事業が2地区、農村地域保全整備事業が1地区、特別対策事業が1地区の内訳。
 農業生産基盤保全整備事業は、秋塚地区でL140mの用水路(W300o)整備を、白沢町下古語父地区でL65mの用水路(W2m)整備をそれぞれ計画。農村地域保全整備事業は、岡谷地区でL252・8mで用水路の蓋設置工事を実施する。特別対策事業は、利根町橋場地区で獣害防止柵(L500m、H2m)を新設する。
 みなかみ町では農業生産基盤保全整備事業7地区を予定。このうち、用排水路の改修が5地区となっており、布施宿地区では用排水路(W400o)L270mを、大清水地区では排水路(W600o)L220mを、野田原地区では用水路(W600o)L70mを、洞地区では用排水路(W400o)L100mを、石倉地区では排水路(W600o)L165mをそれぞれ改修する。このほか、前山地区で2・2haの区画整理工、入須川奥平地区でL100m、W4mの農道整備を実施する。
 片品村では農業生産基盤保全整備事業を2地区、特別対策事業を2地区計画。農業生産基盤保全整備事業は、ダゴジ地区でφ50oの配水管をL1200m整備するほか、山崎地区の農作業道(W3・5m)をL115m舗装する。特別対策事業では、摺斑原地区と赤倉地区でいずれもL800m、H2mの獣害防止柵を設置する。
 川場村では農業生産基盤保全整備事業4地区を計画しており、いずれも農作業用道を舗装する。谷地前原地区ではL250mを、生品向田中地区ではL260mを、下野中地区ではL180mを、寺尾打越地区ではL100mをそれぞれ実施する。
 昭和村では農業生産基盤保全整備事業1地区を予定しており、糸井地区で農作業用道L280mの舗装と水路兼用ブロックをL380m整備する。
 沼田平土地改良区では農業生産基盤保全整備事業を活用し、沼田市内にある上古貯水池でV400立方mの浚渫を実施する。赤城西麓土地改良区では、昭和村の赤城西麓昭和第4地区でL94mの管路更新工を行う。
 鳥獣害対策委員会では、みなかみ町にある6地区の委員会でそれぞれ鳥獣被害防止施設の整備を計画。柳沼(今泉)地区でサルとイノシシ用の電牧柵L600mを、上牧(勝浜)地区でイノシシ用の電牧柵L865mとサルとシカ用のフェンスL350mを、布施(上原)地区でイノシシ用の電牧柵L1300mを、小川(渕尻)地区では、サルとイノシシ用の電牧柵をL計2060m、サルとシカ用の金網L1100mおよびネットL160mを、布施(大原)地区では、イノシシ用の電牧柵L1000mを、藤原(中区)地区では、イノシシ用の電牧柵L1300mをそれぞれ設置する。