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建通新聞社四国
2014/07/18

【高知】現庁舎北側に新庁舎建設、香南市

 香南市は、新本庁舎建設に向けて、庁舎内部で検討を進めており、素案をまとめた後、2014年度末までに外部の有識者を交えての検討委員会を立ち上げる。現本庁舎の北側に新庁舎を建設し、現庁舎を解体する案が有力で、検討委員会で方向性を確定させた後、15年度中の基本設計外注を目指す。
 新庁舎は、合併特例債の期限となる20年度までの完成を目指す。スケジュールは、6月に公表した第1次香南市振興計画の第8期実施計画より1年程度遅れる見込みで、16年度に新庁舎の実施設計や現庁舎北側にある保健センターの解体を行い、17年度に新庁舎建築に着手する予定。同計画に示された概算事業費は、基本設計費1270万円、実施設計費3480万円、新庁舎建築費10億7000万円などとなっている。
 規模についてはこれから検討するが、職員数や議員数を地方債査定基準により算定し、素案でおおまかな面積を示す。現状では、支所職員などを除き、特別職や臨時職員を含め最大300人余りを見込んでいる。
 現本庁舎の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ3170平方b。旧野市町役場庁舎として1980年に建設されたもので、施設の老朽化が進んでおり駐車場も手狭になっている。06年3月に5町村を合併して市政執行後も、旧町村役場に各課を配置していたが、利便性を考慮しできるだけ本庁舎に各課を集約させる考えで、地域の理解を求めている。
 ただ、一部では現庁舎を耐震補強して残し、新庁舎部分は増築程度にとどめる意見もあることから、今後意見の集約を図っていく。
 現庁舎の所在地は、野市町西野2706。