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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/18

【群馬】県八ッ場が本年度事業概要を公表

 県八ッ場ダム水源地域対策事務所(大竹哲也所長)は、長野原町内と東吾妻町内における本年度の事業概要を公表した。長野原町内では現在、下部工を進めている中央長野原橋の上部工や林道貝瀬線の開設工事などの発注を予定している。一方、東吾妻町内ではJR吾妻線の本線切り替えに伴い、廃鉄道敷の撤去や国道145号バイパスとの踏切付近で本線工事などを実施する。

 長野原町内でこれから発注される工事は、同町からの受託事業が中心。
 国道145号長野原バイパスと現道とを結ぶ町道長野原向原線では、吾妻川を渡河する中央長野原橋(L151m、W7mの3径間連続PCラーメン箱桁橋)で上部工の発注を計画している。同橋では現在、下部工が進められており、上部工は年度内の発注を目指している。
 林道貝瀬線では、全体計画L約4・5q、W4mの開設を計画しており、2013年度末までにL約1・5qの供用が開始している。本年度はさらに開設を進めるほか、舗装工と緑化工も進めていく。
 現道を拡幅する町道長野原線は、白砂川を渡す(仮称)白砂川橋で下部工が進み、上部工についてもすでに発注済みだが、一部本線の改良工事の発注を残している。
 王城山自然探勝路では、駐車場の整備を予定しており、これから発注される。
 なお、東沢地区の堰堤工事、一般県道川原畑大戸線をルートとする八ッ場大橋の橋面舗装工事や取付部の改良工事などはすでに発注済みとなっている。
 他方、東吾妻町内では八ッ場ダム建設に伴い、JR吾妻線で10月に本線が切り替わるのを受け、同線と国道145号バイパスの踏切付近で工事を進めていく。
 これから発注する工事は、JR吾妻線の切り替えに合わせ、国道145号バイパスと交差する踏切付近の廃鉄道敷の撤去工事を実施。続いて、国道145号バイパスの本線改良工事として、途中に流れる鎌田沢でボックスカルバートの新設工事を年明けに、本線の改良工事を年度内にそれぞれ発注する。
 また、本線工事中は迂回路を使用するが、迂回路の整備工事はすでに発注済み。このほか、鎌田沢で流路工が計画されており、年明けにも発注される。