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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/07/22

【山梨】富士河口湖町北岸 秋口に広場工事発注

 河口湖北岸(河口・大石・浅川・長浜地区)の第2期都市再生で富士河口湖町は秋口にも、河口浅間通り辻広場整備や、河口ポケットパーク防災施設などの工事を、指名競争により発注する。同北岸整備には本年度当初予算へ1億4604万1000円を計上している。
 辻広場は、旧道(国道137号)と新倉トンネルから繋がる主要地方道河口湖精進線の交差点周辺に整備。鯉ノ水遺跡案内板などのほか、100t級の耐震性貯水槽埋設(工事完了)やベンチ設置、植栽を行う。
 同ポケットパークは河口浅間神社周辺に多目的駐車場と一体的に整備。耐震性貯水槽埋設とマンホールトイレ、ベンチ(災害時かまど利用)を備える。
 本年度は来年度以降に計画する河口ポケットパーク、河口多目的駐車場などの用地買収を進める。
 このほか関連する工事として来年度以降に町道7050号線や16年度以降に河口湖北岸地区サイン整備なども予定されている。
 北岸地域の第2期整備は、昨年度から5カ年かけ基盤整備を行っている。対象面積は795hで、全体事業費は概算で3億1500万円(交付対象費2億6400万円)。
 河口湖北岸地区の整備は、国のまちづくり交付金を活用し第1期整備を07年度から開始した。富士山世界遺産登録にともなう来訪者の増加で、駐車場不足や回遊性の向上などの課題が浮上。このため町では第2期計画を策定し、利便性の向上や防災拠点となる広場整備を行い、魅力のある地域づくりを推進していく。
 なお河口ポケットパーク、同パーク防災施設、河口多目的駐車場、河口浅間通り辻広場、同広場防災施設などの設計はブレーンズ(笛吹市)に委託。湖畔街路灯(ソーラーLED式9基・フットライト18基)設計は庁内で行っている。