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建通新聞社(神奈川)
2014/07/24

【神奈川】横須賀市、旧横須賀医師会館用地を売却へ、

 横須賀市は、旧横須賀市医師会館用地を2015年度以降に売却する方針だ。このため「旧横須賀市医師会館用地土壌調査業務」をエスク横浜分析センター(横浜市金沢区)に委託した。表層土壌調査を実施し特定有害物質の有無を確認するほか、敷地の土地利用履歴調査を行い、有害物質による汚染の可能性を調べる。履行期限は9月30日。
 調査地は横須賀市田戸台36ノ1。敷地面積は1453平方b。調査地点は10地点。地表から深さ5aまでの土壌と、深さ5aから50aまでの土壌を均等になるように採取し、均等混合して試料を作成する。調査はあくまで自主調査として行うもので、「土壌汚染対策法」などによるものではない。
 同地は、市が1970年に横須賀市医師会へ貸し付け、医師会館用地として使用されたが、一時期、休日や夜間に急病の応急処置を行う医療施設や看護学校として稼働していたことがあるという。ことし3月末に医師会館が移転し、現在は使用されずに鉄筋コンクリート造4階建て延べ1900平方bの建物が残っている。地表はコンクリート舗装で厚みが約12aある。
 旧横須賀市医師会館の建物の解体除去を同市医師会が行う。市は更地の状態で返還を受け、売却する。売却手続きは15年度以降になる見通しだ。