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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/07/28

【群馬】桐生市、中通り大橋周辺整備で秋に3工事

 桐生市は本年度の中通り大橋線周辺整備事業で、市道錦琴平線の側道整備、市道7−1号線の擁壁工と舗装工、グラウンドゴルフ場新設の3工事に約1億円を投入する。3工事とも一級河川渡良瀬川付近であるため、渇水期の10月ころに着工する予定。錦琴平線は現在、用地買収の交渉が進められており、側道の移設が進行すれば、来年度からいよいよ本線の工事着手へ移る。

 2013年に渡良瀬川へ中通り大橋が架設されたことを受け、市は同橋周辺の整備を進めている。当初予算には、道路築造工事費6800万円と渡良瀬川緑地整備工事費3870万円を措置した。
 周辺整備事業のメーンは錦琴平線街路事業の第2工区で、渡良瀬川左岸の中通り大橋から一般県道桐生新田線の昭和橋までの土手上にL約900m・全幅13mの道路を整備する。土手には、サイクリングロードが走り、これを車道に再整備するが、拡幅方向には側道があり、生活道路として利用されていることから、側道を北方向へ移設して錦琴平線の用地を確保する。そのため、市は現在、用地買収や補償を進行させているところ。事業期間は本年度から5カ年程度を見込んでおり、測量設計は、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が作成した。本年度は物件補償費7295万5000円や用地購入費1558万2000円も予算化している。第1工区である中通り大橋から北側の錦桜橋間L480mは、11年度に整備を完了している。
 側道整備は中通り大橋から昭和橋方向へと進め、用地が確保できれば、本年度L約480m(W5m)を発注する。側道が移設されれば、来年度から土手上の本線も工事が可能となる。
 また、本年度は渡良瀬川右岸を走る市道7−1号線でも、擁壁工事と舗装工事を一括で発注する予定。主要地方道桐生伊勢崎線桜木町交差点の南付近で、土手に重力式擁壁をL68m設置するほか、L190m(1500u)の舗装工事も実施する。この工事により、7−1号線の擁壁工事は完了する。
 さらに、緑地整備では、中通り大橋右岸側の橋台付近にグラウンドゴルフ場(7800u)を新設する。工事は、多目的グラウンドがある桜遊園に隣接し、橋直下を含む河川敷で張芝工5850uや石灰ダスト舗装工1950uを行う。