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建通新聞社四国
2014/07/29

【香川】中央卸売市場基本構想を年度末策定

 高松市は、中央卸売市場の主要施設再整備を行うため、高松市中央卸市場整備懇談会(細川允史会長)を発足させ第1回会議を開催、2015年3月末までに施設整備の基本構想・計画案を策定することを確認した。
 同懇談会は、学識者、生産者、公募委員など12人で構成。6回の会議と視察などを実施、市場の施設整備についての基本構想・基本計画の作成や市場の活性化対策に関する調査研究を行う。
 18日の第1回会合では、主要施設再整備の方向性として、@現在地での建て替えA移転し建て替えB既存施設の耐震補強改修の3案を示し、トータルコスト、将来の市場動向なども勘案し早期に方針を決定し基本構想案を取りまとめる。
 まとまった構想・計画案は同市場開設運営協議会に報告、承認を受け市長へ答申する。年度内に素案を策定しパブリックコメントを実施。市庁幹部による政策会議や議会での承認などを経て、順調に進めば15年度以降に設計に着手する。
 基本構想・基本計画策定等支援業務は梓設計大阪支社(大阪市)に委託。基本構想・計画では、整備場所(現在地か移転先)の調査・検討、施設の配置や必要な設備など、設計の前提となる基本的な考え方を整理。具体的な課題や条件の整備、事業全体の方針について検討、懇談会の意見を聞きながら調査研究し施設規模や概算事業費、スケジュールなどを策定する。履行期間は2015年3月31日。
 現施設の状況は、青果棟(鉄骨・鉄筋コンクリート造平屋一部2階建て延べ1万6457平方b)は建築後37年、水産物棟(同造3階建て延べ1万1731平方b)は34年経過し外壁剥離や塩害による腐食など老朽化が進み、耐震診断においても改修の措置が必要との審査結果が出ている。場所は瀬戸内町30ノ5他。