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建通新聞社(岡山)
2014/08/01

【岡山】東山斎場再整備 WTO案件で公告

 岡山市は、築後40年以上が経過し老朽化が著しい東山斎場を再整備するため、WTO政府調達協定案件として公告した。
 入札参加表明書の受付期間は9月3〜5日まで。技術提案書の提出や技術対話などを経て、12月26日に開札する。2015年度1月中旬に落札者を決定する。
 発注方式は、設計・施工一括発注方式(DB方式:デザイン・ビルド=1者が設計と施工を一括して実施する方式)を採用。入札参加者の構成要件は火葬炉を除く施設の設計および工事監理を行う者が1者以上、施工者は建築工事、電気工事、管工事がそれぞれ1者以上、火葬炉の納入・設置を行うものが1者以上で構成した企業体となる。
 整備スケジュールは、15年4月から実施設計などに着手し、16年6月から17年3月にかけて仮設待合棟整備工事、新火葬棟整備のために必要となる範囲の既存施設解体工事、17年4月から18年9月にかけて新火葬棟整備工事を行う。運営支援や性能試験などを経て19年3月に引き渡しとなる。
 新施設は、火葬炉が人体炉12基以上、動物炉1基、脱衣炉(汚物炉)1基。斎場はエントランスホール、告別室4室以上、炉前ホール、共用待合室1室、個別待合室10室以上、収骨室4室以上、売店、軽飲食、キッズコーナー、更衣室を備えた施設となる。また管理事務所や会議室、職員控え室、倉庫なども完備する。 
 既存施設は、鉄筋コンクリート造2階建て1317平方b。火葬炉は人体炉20炉と動物・汚物炉各1炉がある。
 基本計画、施設の基本設計(都市計画決定を受けるための資料作成)と環境影響調査を八千代エンジニヤリング(岡山市)、事業者選定までのアドバイザリー業務をパシフィックコンサルタンツ(岡山市)がそれぞれ担当している。