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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/08/06

【山梨】温泉掘削2件が了承

 県の環境保全審議会が4日に開かれ、温泉掘削2件の許可について「相当である」とした。2件は@笛吹市が境川町に新設する「(仮)地域振興施設」への給湯A韮崎市栄1丁目の「(仮)韮崎温浴施設」への給湯。2件とも本年10月1日の着工を予定している。
 承認された2件の概要は次のとおり。
 【笛吹市の新規掘削申請】
 申請者は笛吹市長。新設予定の日帰り温泉施設「(仮)地域振興施設」への給湯のため、境川町寺尾字別当1664を掘削する。申請地の地目は田で転用を予定する。
 掘削深度は1500mで、工事方法はロータリー工法垂直堀り。湧出路の口径は、0m〜100mが267・4o、100m〜500mが244・5o、500m〜1000mが193・7o、1000m〜1500mが142・9o。着工予定は本年10月1日で、完了予定は2015年9月30日。
 排水処理については、掘削に伴う泥水は循環濾過利用し、沈渣させた泥土は産業廃棄物として処理する。利用開始後の温泉排水は下水道に接続する。
 【韮崎における新規掘削申請】
 韮崎温浴施設は、韮崎市栄1―3604―1の国道20号沿い東側に計画。地目は宅地。
 掘削深度は1500mで、工事方法はロータリー工法垂直堀り。湧出路の口径は、0m〜100mが267・4o、100m〜500mが244・5o、500m〜1000mが193・7o、1000m〜1500mが142・9o。着工予定は本年10月1日で、完了予定は2015年8月31日。
 排水処理については、掘削に伴う泥水は循環濾過利用し、沈渣させた泥土は産業廃棄物として処理する。利用開始後の温泉排水は下水道に接続することで市と協議済み。韮崎市からは、掘削作業に伴う騒音について作業時間など十分に周辺住民に配慮することを求められている。