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建通新聞社(神奈川)
2014/08/07

【神奈川】担い手確保に連携強化 神奈川県県土整備局と神奈川県建設業協会が意見交換

 神奈川県県土整備局と神奈川県建設業協会(神建協)との懇談会が7日に横浜市内で開かれ、神建協が提出した要望書を基に意見を交わした。「担い手確保」が重要課題であるという共通認識のもとで、連携して改善に取り組むことを確認した。また、「いのち貢献度指名競争入札」について神建協側が件数の増と早期発注などを要望。局側は、発注状況などを説明した。
 浅羽義里県土整備局長は、「より良い公共事業のために、受発注者の枠を超えて意見を交わすことが重要。建設業界はまだまだ厳しく、特に担い手確保は大きな課題だ。発注者の責務として取り組みたい。何が課題で改善すべきか。素直で厳しい声を聞かせてほしい」た呼び掛けた。
 神建協の小俣務会長は、「建設業を取り巻く環境は改善してきているものの、労務費や資材費の高騰などが大きく影響し、厳しさから抜け出せない。構造的な人材不足は、産業としての将来も脅かす。行政の一層の指導と尽力をお願いする。我々も地元建設業として地域社会に貢献したい」と語った。