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建通新聞社四国
2014/08/12

【徳島】美馬西部共立火葬場の都計案を公表

 美馬市とつるぎ町で構成する美馬西部共立火葬場組合(管理者・兼西茂つるぎ町長)が計画する「火葬場」の建設について、つるぎ町は都市計画決定(案)を公表した。窓口での縦覧期間は20日まで。また、計画案に対する意見も募集している。
 現時点での計画では、2015年度早期に工事を発注し、6月ごろから工事に着手、16年4月からの供用開始を目指している。
 現在の火葬場(つるぎ町貞光白村770)は築40年以上が経過し、施設の老朽化のため火葬炉の維持管理や施設の機能不足などに加え、積雪時にはアクセスできないなどの諸問題を抱えている。規模は鉄筋コンクリート造平屋で、火葬棟(82平方b)、待合棟(72平方b)、管理棟(12平方b)からなり、火葬炉は3基。現在、内藤建築事務所(京都市)が実施設計を進めており、新施設の規模や機能などを検討している。環境・運営・デザインについて「避けられる施設から受け入れられる施設」をコンセプトに近代的な火葬場を整備する方針。火葬炉は現状と同じ3基を設置する予定だ。
 建設地は国道192号沿いの遊技場跡地(貞光字江ノ脇230ノ7)。敷地面積は約6600平方b。町は今年、基本計画を策定したほか先進地の視察や県などとの協議を進めてきた。
 国道192号から進入するための右折レーンの整備が必要となるため、松本コンサルタント(徳島市)で実施設計を進めている。道路工事も15年度の発注になる。
 なお、既存の遊戯施設の解体工事と建築工事は一括での発注となる。現火葬場は16年度に取り壊される予定だ。