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北海道建設新聞社
2014/08/27

【北海道】337号道央圏連絡道路の旧夕張川橋は橋長102mに−着工は15年度以降 

 札幌開建が337号道央圏連絡道路の長沼南幌道路整備で新設する9橋のうち、旧夕張川橋は橋長101・8mで、上部が三径間連続鋼板桁橋、下部が杭基礎逆T式橋台と壁式橋脚各2基に決まった。2014年度に2億5300万円を充てている用地補償の進行具合を見て、15年度以降に着工する考えだ。
 長沼南幌道路は千歳市を起点に長沼町、南幌町、江別市、当別町、札幌市、石狩市を結んで小樽市に至る337号道央圏連絡道路の一部。新千歳空港と石狩湾新港、小樽港と道央圏の人流・物流をつなげ、地域振興を支える。
 長沼町東10線から南幌町南15線西12までの14・6`区間で、北側は中樹林道路、南側は泉郷道路に接続する。総事業費240億円を見込み、11年度に事業化した。道路部は車道7m、路肩両側2・5mの全幅12mで計画している。
 長沼南幌道路が着工すれば、道央圏連絡道路を構成する全ての区間で着工したことになる。
 旧夕張川橋は車道7m、路肩両側1・75mの全幅10・5m。A1橋台に合成杭20本、A2橋台に15本、壁式橋脚2基に各10本を使用する。詳細設計は開発工営社が担当した。
 詳細設計を終えているのはこのほか、開発工営社が担当した札幌夕張線高架橋と、メイセイエンジニアリングが担当した零号線跨道橋の2橋。
 札幌夕張線高架橋は橋長43・6mで、上部が単純非合成鋼板少数主桁橋、下部が杭基礎逆T式橋台2基。車道7m、中央帯1・5m、路肩両側2・5mの全幅13・5m。鋼管杭をA1橋台に28本、A2橋台に24本用いる。
 長沼南幌道路をまたぐ零号線跨道橋は橋長21・8m。上部はPCプレテンションホロー桁橋、下部は杭基礎逆T式橋台2基となる。車道が5・5m、路肩両側1mの全幅7・5m。橋台にはコンクリート杭を6本ずつ、計12本を使用する予定だ。