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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/08/28

【山梨】混構造5階建て共住が木造先導事業に

 国土交通省は、木造建築技術先導事業の採択プロジェクトとして全国で3件を決定。本県では、山梨住宅工業鰍ェ北杜市長坂町に建設する「混構造(RC造+木質系組立構造)による5階建て共同住宅」が採択された。住宅の延床面積は1553uで、補助限度額は6488万円。
 同社の計画は、木質パネル構造としては国内初の5階建て混構造(1階RC造)となる共同住宅を建設する。外壁には、屋外材を木材で仕上げた木質パネル構造による1時間耐火構造を新規採用。主体構造は、中層化への取り組みとして木質接着複合パネルを用いた壁式構造とRC造との上下混構造とする。共同住宅で問題となりやすい床遮音にも、制振動ダンパーを用いた新しい工法を提案している。
 全国的な普及を視野に、各地域の各種木材を地産地消するための流通・製造・販売のシステム化・部品化を検討し、量産化を目指す。同省では、非木造が主流の中層共同住宅市場に対して木造での置き換えが可能かを検証するモデルプランとして有効な計画としている。
 今回の事業は、再生産が可能な木材を大量に使用する建築物を整備することで低炭素社会の実現に貢献するため、先導的な設計・施工技術を導入する大規模木造建築物を建設する事業者を募集し、費用の一部を補助するもの。本年4月から5月まで公募し7件が応募。3件を採択した。山梨住宅工業のほかには、(福)聖風会が東京都足立区に建設する特別養護老人ホーム(国内初となるツーバイフォー工法)による耐火5階建て)、京都木材協同組合が京都市に純木造で建設する京都木材会館(事務所や店舗、共同住宅。4階立て)が採択された。
 同省では次の募集を本年9月上旬ごろから行う予定。