トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

福島建設工業新聞社
2014/08/29

【福島】県庁北庁舎建設/来月下旬に3分割公告/建築・WTO対象

 県は9月下旬に、県庁北庁舎(東分庁舎代替施設)の建設工事を建築、電気、機械の3分割で公告する。建築工事はWTO対象の価格競争で11月の入札。電気、機械は総合評価(復興型)一般競争で10月に入札する。概算額は建築31〜36億円、電気、機械は各5〜10億円。いずれも12月県議会で請負契約の承認を経て27年1月に着工し28年3月末完成。設計は公募型プロポーザルで選定した安井建築設計事務所が、8月末納期で進めている。S造7階建て延べ8033・92平方b。基礎免震構造。
 震災で使用不能となった東分庁舎の代替施設兼危機管理拠点として西庁舎北側に建設する。道路を挟み県自治会館と肩を並べる形になる。予定地に一部かかる地下駐車場入口スロープは埋めて、現出口を出入口とする。
 施設は東側の北部にメーンエントランス、西庁舎側にサブエントランスを設け施設北側にEV、南側に階段を配置した。3階で西庁舎3階北西角(職員業務課付近)と渡り廊下で接続する。1階には軒を出す。最上階には電気室、戸別室外機、太陽光パネルを設置。非常用には発電機設備3日分、給水・排水設備も7日分を確保する。
 入居機関配置は1階に県北教育事務所、障がい者総合福祉センター、2・3階が危機管理拠点となり、2階に対策本部会議室、休憩・仮眠室、記者会見室兼プレスルーム、3階が対策本部事務局と本部長、事務局長等執務室。4階は県北教育事務所、5階が県北農林事務所、6階が県北建設事務所で5、6階にそれぞれ入札室を設置する。
 施設整備の基本コンセプトは@県民の利便性に配慮した庁舎A安全・安心の拠点となる庁舎B継続的で維持管理可能な庁舎C人にやさしく環境に配慮した庁舎。
 建設予定地は福島城跡でもあるため、昨年の試掘に続き現在、文化財本調査が行われており、10月ごろには終了する予定。