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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/09/02

【群馬】高崎市 優良工事表彰復活へ

高崎市の松本泰夫副市長は、2010年度を最後に中止していた優良工事表彰を再開する意向を示した。早ければ、来年度から表彰を始める。従来の評価項目に加え、高崎独自の評価項目を盛り込む意向で、現在担当課と検討を進めている。近隣では、藤岡市でも一旦中止していた表彰制度を本年度から復活させる意向を表明。大雪被害の復旧に力を注いだ業界の重要性が再認識されている。
富岡賢治市長の就任を機に中止していた優良工事表彰制度が復活する。
松本副市長は新たな表彰制度の創設について「もう検討という段階ではなく、さらに1歩踏み出した研究という段階」と述べ、制度復活に向け着々と準備が進んでいることを明かした。「最終的には市長の判断で開始時期を決める」と話しているが、これまでは毎年7月に表彰を行っており、復活となれば来夏に始める公算が大きい。
評価項目については、「地元とトラブルがないこと」「技術・知識の向上に向け研修をしていること」などの従来の項目に加え、「高崎らしさを加えた新たな項目も考えている」と話し、高崎独自の評価項目を盛り込む考えを示した。
富岡市長も13年に行った本紙のインタビューの中で、「制度のあり方を見直したうえで復活させる」との意向を示していた。
また2月の大雪で地域における建設業者の重要性を改めて認識。さまざまな場で敬意を表しており、市内の優良業者の功績を称える表彰の復活は、自然な流れとも言える。
表彰制度を所管する技術監理課は、「評価項目を検討しているが、具体的な実施時期までは聞いていない。これまでは7月に実施しており、今後もその時期になる可能性が高い」と本紙の取材に回答した。