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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/09/03

【山梨】甲府市総合計画策定 公募型プロポで

 甲府市行政改革課は9月中旬にも、公募型プロポーザル方式により公共施設等総合計画策定の委託業務を公示する。11月上旬までには委託業者を選定し、来年度末には計画を策定させる。
 同委託は、公共施設等の全体の現況等を把握分析し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行う。
  公共施設の「現況」「将来見通し」「課題把握を整理」をして、施設全体および施設類型ごとの管理の基本方針の素案を作成する。
 市では、過去に建設された公共施設の老朽化対策が大きな課題となっており、厳しい財政状況の中、人口減少による公共施設の利用需要の変化を踏まえ、公共施設等の状況を把握する。そして計画的に更新・統廃合・長寿命化を行い、財政負担の軽減・平準化と公共施設等の最適配置を実現することが必要となっている。
 市は人口の増加に対応し昭和40年代後半から平成初期にかけて、小学校や中学校、保育園、運動公園、市民館など、様々な公共施設(建築物)の整備を進めてきた。
 施設の老朽化に伴い、今後、大規模な改修や建て替えが必要となるが、少子高齢化と人口減少により、市税収入の減少を招き、厳しい財政運営を強いられることが予想されている。
 市が所有している公共施設(建築物)、利用状況、維持管理状況等の実態をまとめ、市民と意識共有を図りながら、公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な考え方を整理していく。
 なお、総合計画策定委託費については、9月補正予算案において640万5000円を計上している。