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建通新聞社
2014/09/17

【大阪】河道改修に300億 神崎川下流B河川整備

大阪府都市整備部は、淀川水系神崎川下流ブロックの河川整備計画原案をまとめた。当面の治水目標は1時間当たり65_程度の降雨を想定。治水手法は河道改修による河川断面の拡張を基本とし、河床128万立方bを段階的に掘削していく。一部橋梁の補強対策も必要とされ、全体事業費に300億円を概算した。
 神崎川下流ブロックは、神崎川が猪名川との合流点から左門殿川、中島川、西島川を分派して大阪湾に流れる込むまでの延長約7・1`区間(流域面積622平方`b)。大阪湾の最も奥に位置し、台風が大阪湾の西側を通過すると高潮被害を受けやすいとされる。
 河川整備計画の対象区間は、神崎川が河口〜猪名川合流点下流の延長7・1`、中島川が河口〜神崎川合流点下流の延長2・8`、左門殿川が中島川合流点上流〜神崎川分派点下流の延長2・5`、西島川が河口〜神崎川分派点下流の延長1・5`となる。
 うち神崎川と左門殿川の2河川で、河床掘削と、掘削に伴い橋梁の補強が必要とされる橋脚の照査・対策を行っていく。橋梁は十三筋の神崎橋、国道2号の神崎大橋、左門橋、JR、阪神電気鉄道の高架橋など。
 川幅は神崎川が100〜200b、左門殿川が100bで、河床材料はシルト〜細砂で構成されている。 
 中島川については、これまでの改修でほぼ全区間の河川断面確保を完了。西島川は、上下流の両端にある水門を水位上昇時に閉鎖するため、流量配分をゼロと換算し治水目標を設定しなかった。
 同原案は、9月11日の第4回府河川整備審議会(会長・堀智晴京都大学防災研究所教授)で示され、治水目標と治水手法を審議、了承した。
 会合では、都市整備部の担当者が治水目標と治水手法を設定した手順、理由を説明。河道改修のほか遊水池と放水路の整備も比較検討し、コスト面と費用対効果から河道改修が適当と判断した。
 このほか津波・地震対策、空間利用なども盛り込まれたが、詳細な審議は次回会合からとなる。