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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/09/19

【群馬】改良事業終盤へ 橋梁建設あと1橋 国道462号坂原工区

県藤岡土木事務所は藤岡市と神流町、上野村などを結ぶ国道462号坂原工区の改良を進めている。急カーブや道幅が狭い箇所を改良するとともに、橋梁を建設してバイパスを整備する。道路改良については、ほぼ完了。橋梁も計画する5橋のうち4橋が完成、または着工した。残る梁瀬1号橋も保安林の解除申請などを行っており、年度内に着工する可能性が出てきた。
神流湖沿いに東西へ抜ける国道462号。藤岡市坂原地内のL1370m区間では急カーブが続き、道幅の狭い箇所も点在した。この事業が進んだことにより、トンネルなど一部幅員が狭あいと感じられる部分はあるものの、運転に危険が伴うような箇所はほぼ解消された。沿線には下久保ダムが広がり、店舗も数店点在する。生活道路としても広く利用され、交通量は多い。事業着手は2008年度。現道を拡幅・改良する箇所のほか、橋梁も5橋建設しバイパスを整備する。現道の改良は計7カ所・L約1qにわたり、昨年度までに、ほぼ完了。残すは新橋の取り付け部など、わずかな区間の改良のみとなった。
橋梁はこれまでに新法久橋(L74m)、琴平山橋(L93m)の2橋が完成し、年内には3橋目となる新坂原橋(L22m)が完成する。残る新高瀬橋と梁瀬1号橋のうち、新高瀬橋は塚本建設(藤岡市)と塚本工務店(藤岡市)、倭組(藤岡市)により下部工が行われた。現在、上部工の入札手続きが進められている。最後の橋梁となる梁瀬1号橋については現在、着工に向けた保安林解除などの手続きを飯塚測量(藤岡市)が行っている。また、建設予定地上には電線が引かれており、移設したのち、本体工事に入る。構造は鋼方杖ラーメン橋で、L114m、W6・5m。基礎はコンクリート基礎。設計は長大(東京都中央区)が担当した。
同事務所は、着工時期について「年度内を目指す」と話しており、発注の準備が進んでいるもよう。工事の分割など詳細については「検討中」と述べるにとどめた。