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建通新聞社(岡山)
2014/10/03

【岡山】瀬戸内市内のメガソーラー 東洋エンジニアリングで11月着工

 くにうみアセットマネジメント、東洋エンジニアリング、GEエナジー・フィナンシャルサービスが出資する特別目的会社(SPC)「瀬戸内Kirei 未来創り合同会社」(代表社員:くにうみアセットマネジメント」は、瀬戸内市錦海塩田跡地に日本国内最大級となる発電出力231・44㍋hのメガソーラーの建設を計画、11月に東洋エンジニアリング(千葉県)で着工する。また、メガソーラー建設に伴う堤防補強工事を清水建設(東京都)の施工で行う。
 設置するパネル枚数は約92万枚。パワーコンディショナーは複数メーカーから調達する。既設堤防の補強工事として延長1640bを対象に既設堤防高(TP+4・4b〜4・7b程度)に対して、堤防上部から鋼管矢板壁を支持層まで打ち込む。また、玉津港(支持杭+コンクリート壁)と師楽港(コンクリート壁)にそれぞれ防波堤を新設する。
 区域内には、メガソーラー発電所(鉄骨造2階建て延べ約1800平方b)を新設するとともに塩田湿地との共存を図る。また沿岸地域にあるため、安全対策として堤防を補強するとともに塩田跡地内の排水能力を向上させるため、ポンプ設備も増強する。堤防を含む付帯設備については完成後、瀬戸内市が管理する。
 総事業費は約1100億円。2019年第2四半期に商業運転の開始を予定している。