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建通新聞社四国
2014/10/03

【愛媛】余土中学校移転を11月公告

 松山市は、2014年度中の発注を計画している余土中学校移転新築を、早ければ11月にも一般競争入札の公告を行い、請負契約議案を3月市議会に諮る方針。現在、設計を東畑建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)で進めている。14年度末に着工し、15年度末の完成を目指す。
 事業費は9月議会で14・15年度の継続費として34億5000万円を予算化した。設計委託期間は15年3月13日まで。
 市が想定している新中学校の施設規模は、校舎が延べ7800平方b、体育館が延べ1900平方b、柔剣道場が延べ700平方b、他にプールや部室なども建設する。
 現在の同校敷地は、狭隘(きょうあい)かつ2本の市道で分割されており、効率的な運用や耐震化のため、現在地から約600b南東の保免西4丁目の国道56号から市中央公園へ接続する道路沿いの同中学校第3グラウンドに移転新築することとなった。移転先敷地は2万8200平方bとなり、現校地の合計は1万6889平方bから大幅に拡充される。移転後、既存グラウンドや第2グラウンド(4620平方b)は売却される。
 進められている設計には、新余土中学校施設のほか、既存の中学校施設を公民館に再整備するための内容も含まれている。
 公民館整備は、既存の耐震性のある体育館と柔剣道場を公民館に改修するもので、規模は体育館が鉄骨造平屋800平方b、柔剣道場が鉄筋コンクリート造2階建て延べ645平方b。主に柔剣道場に公民館機能を設け、体育館は付属施設として利活用する。
 新中学校施設完成後、耐震性が劣る既存校舎の西校舎(鉄筋コンクリート造3階建て延べ785平方b)、本館(同造4階建て延べ1844平方b)、南校舎(同造4階建て延べ1709平方b)は撤去される。
 これらの事業の他、耐震性のある第24棟校舎は、余土保育園や児童クラブなどに別事業で改修して活用する方針だが、現段階では改修計画は未定。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2000平方b。