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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/03

【群馬】現場の安全誓う 建災防高崎分会が安全大会

建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会(関口功分会長)は2日、ホワイトイン高崎で労働災害防止大会を開いた。建設業関係者が多数参加し、労働災害防止に向け意識を高めた。
同会役員の信澤裕氏は「人の命と健康は、いかなる状況下にあっても変わることなく、最優先されるもの」との大会宣言を行い、安全な現場を目指すことを誓った。
来賓には厚生労働省高崎労働基準監督署の佐藤敏夫署長や高崎市の富岡賢治市長、県から高崎土木事務所の前橋康裕所長らが顔をそろえ、大会を盛り上げた。高崎地区では、ことし2件の死亡事故が発生。共に墜落・転落事故で、1件は砂防工事、もう1件は空調工事の現場で起きた。大会では日本赤十字社から講師を招き、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使い方に関する講習を実施。マネキンを使い、心臓マッサージや人工呼吸、AEDの使い方の訓練を行った。参加した高橋建設の橋基康氏は、「心臓マッサージは、少なくとも5pの深さまで押すということだったが、これが意外に大変。今まで、こうした救急処置をしたことがなかったので、とても参考になった」と話していた。
この日一番の盛り上がりを見せたのが、群馬県建設業協会のマスコット『ぐんケンくん』の体操。参加者総立ちで、ぐんケンくんらと踊った。